俺なんかが彼の側に居ていいのだろうか。伝えたい。「幸せにします」と。

(恋愛)17.エリート変人と麗しき変人の奇妙な契約(作:aoiaoi 様) ※完結お疲れ様でした※

『彼女』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843312

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843312/episodes/1177354054885844105



 疲れた彼を迎えて食事をともにするエピソード。

 和やかな空気の中で、ふと、小さな爆弾を投下してしまう。


>あなたが、そんなふうに俺に心を許すなら——

 そういう眼は、他のヤツには向けないで欲しい。

 そんな思いが、酔いでふわつく俺の脳を不意に占領する。

 ——その思いは一体何なんだ、お前?

 ——知らねーよ。



 本人は『その感情』に答えを出そうとしていないが……不意に湧いてきた『独占欲』あるいは『求める心』だろうか。

 この描写が、何気ない日常のやり取りの中から出てきたものなのが良い。

 加えて、最後の二行。自分自身に問いかけているところは新鮮だった。ああ、こういう描き方もあるのだなあと。

 BLは主人公たちの心をきちんと描くのが大事だなと思った。

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