乙女のための全方位型中華ファンタジー。どっちを向いてもイケメンがオイシイ。

(異フ)29.呪われた龍にくちづけを 第一幕 ~特別手当の内容がこんなコトなんて聞いてません!~(作:綾束 乙 様) ※完結お疲れ様でした※

『8 甘い、あまい蜜の味 その1』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884543861

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884543861/episodes/1177354054884671932



 食事を作る場に四人が集まるエピソード。

 やり取り自体も面白いが、それぞれの性格がよくわかるのが良かった。


>「すごい……。こんな高級蜂蜜を持ってるなんて、張宇さんってお金持ちなんですね……」

「……感心するところか、そこ」

 英翔に冷静につっこまれても、興奮は冷めない。

「だって霊花山の蜂蜜ですよ!? 普通の蜂蜜の十倍の値段はするっていう……! ふわぁ……」

 しかも、それがこんな大きな壺いっぱい。


 ぱああぁ……と顔が輝く絵が浮かんだ。

 シーンとしては日常会話の何でもないところであるが、ここを微笑ましく、スムーズに描写できる力が凄いと思う。

 この先の恥ずかしがるシーンへの繋ぎもテンポが良い。

 最後、弟の安否を気遣う様子を自然に入れ込めるのは流石だと思った。

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