『第十三話 中央公園』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880869178
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880869178/episodes/1177354054882911352
虐げてきたモノたちに牙を剥く男と、ついに自分の意志を表明したロッコとのエピソード。
その戦い振り、まさに無双。
迎え撃つスタイルもいいが、気配もなく当たり前のように蹂躙していく様も、それはそれで興奮を誘う。
>長に抱えられて逃げ延びた幼い自分。あれは敗北だ、口でだけ長を罵り責め立てた。
しかし、噛みついてでもその腕を振りほどいて姉を救おうとしなかった。臆病な自分への敗北だ。
例えあの場で心中する羽目になっても、今日まで後悔を引き摺るような惨めな日々は送らずに済んだ筈だった。
今度は負けない。今度こそは見捨てない。
屈辱に塗れた自戒の日々、鍛え上げた技は全て今日、この瞬間の為。
臓腑を抉るような後悔を経て強くなった男の述懐。
特に、最後の一文はぐっとくる。鍛えて鍛えて、鍛え抜いたのは『この瞬間の為』というのが、なんとも格好いい。
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