『第二十九話:教え子たち、それぞれ』について感想書いてく

(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154875989

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154875989/episodes/4852201425154919097



 翔一郎は素直で真っ直ぐな子が男女問わず好きなのかなと思った。

 前半部分は高山君に対するレクチャー。実技より講義の方が描写されているが、これがなかなか面白い。

 印象に残ったのは、この二つ。


>「経験に裏打ちされていない理屈は机上の空論に過ぎないし、理屈で説明できない経験は自己満足に終わる場合が多々ある」と翔一郎は高山に語った。


>「ドライバーのテクニックって奴は、物理法則を超えてクルマを制御できるわけじゃないからね。プロがそいつをできるのなら、それは必ずほかのひとにもできるはずなんだ」

 高山が頷いた。

「でも、現実にはそうじゃない。つまり、上手下手ウマヘタを分ける最たる要因は、行き着くところ物理的なものじゃないってことさ」


 なるほど、とうなずかされた。

 後半は眞琴に対するレクチャー――というよりも大人のフォローだろうか。眞琴が懐くのもよくわかる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る