7日遅れのプレゼント
ケンジロウ3代目
短編小説 7日遅れのプレゼント
「んんっ・・・」
ある冬の朝、寒さとアラームで目をゆっくりと開ける。
開けた目を右の方へ持っていくと、窓から見える景色が全て白い。
うわー雪降ってんじゃん・・・
子供の時はうれしかった雪も、高校生となっては通学のじゃまにしかならない。
自転車通の俺にとっては害悪以外の何物でもない。
これが電車通なら遅延とかいう最高ワードが使えるんだけどなぁ。
ワンチャン自転車遅延とかいけるんじゃね?
だって自転車って車でしょ?
だからバス遅延と一緒に自転車遅延みたいな・・・
はい無理ですね
残念無理でしたー
「はぁ・・・」
白い雪を見ていると、なんだかこっちも寒くなる。
あー布団出たくねぇー
ベットの横に置いてあるスマホが起きろ起きろと叫び続ける。
お前うるせーよ・・・
そんなに学校行きたいかよ・・・
そんなことを思いながらもやがて観念し、そしてゆっくりとベットから起き上がった。
今日は学校の二学期終業式。
学校は午前中で終わるので、帰ったら即ベットにダイブインッ!する予定だ。
なにそれ超楽しみ
やっぱ寒い時は寝るに限るよね
熊が冬眠する理由を俺ほど分かりやすく説明できるやついる?
それはですね・・・ただ寒いから
はい満点解答
えッ?違うの?知らねーなそんなの。
パジャマから制服に着替えて、そのまま一階に降りる階段を下りていく。
「おにいちゃんおそーい!」
食卓で朝ご飯を並べながら我が妹はそう不満気に言った。
「おう、悪いな。ベッドが俺を離してくれなくてな、いやぁベッドにこんなにベタ惚れされるとかやばくね?これが『みんなから愛される』ってことかよ。」
「えッ、何言ってんのキモい・・・」
うわっ、まるでゴミを見るような目。
やめて!もうやめて!俺が悪かったって!
「あーもうどっちとも会社いったのか?」
「いや、お父さんは昨日から大阪に出張でお母さんは早朝バーゲンセール。」
えッ?早朝バーゲンセール?こんな朝っぱらに?
さすが我々の母。
くそ寒いのによく行けるな・・・
「それよりおにいちゃん、遅刻しちゃうよ?」
「あーやべ、もう行くわ。」
テーブルに置いてあった食パンを口にくわえ、少し急ぎめに玄関を出る。
外は一面雪。
今日は自転車が使えないので、最初っから全力走りだ。
「ハァハァ・・・」
やっべぇ
めっちゃ疲れる・・・
いつもならそんなに疲れることの無い道でも、今日に限っては雪が足の動きを遅くするので余計に疲れる。
「ハァハァ・・・」
その後何とかして学校にたどり着いた。
「ハァハァゼエゼエ・・・」
教室の扉の前で膝を着きながら荒くなった息を整える。
周りから変な目で見られてる気がするが、そんなの気にしない。
「なーにまた遅刻?」
横から誰かが覗き込むようにして俺に何か聞いてきた。
「・・・遅刻はしてねーよ」
「フフッ、まぁあと30秒だからまだだけどね。」
そういうのは俺と同じクラスの三条 恵梨香。しかも同じ自転車通だ。
こいつとは中学から同じだが、クラスが一緒になったのは今年が初めてだ。
まぁこっちからは深く突っ込むことはないが、基本的には向こうから来ることが多い。
「もうすぐホームルーム始まっちゃうよ!」
終業式が終わって、今は家への帰り道の途中だ。
もう正午を回ったが、未だに雪は止まずに降り続ける。
雪の量も行きの時とは3倍近く違い、帰りは行きよりも時間がかかりそうだ。
「あー、さむっ」
本来は賑やかであるはずの昼間の商店街も、今日は雪がその上に積ってしまって、なんだか少し寂しいような・・・
ってかホント白いな
目がめっちゃチカチカするわぁ・・・
「っよっと!」
急に背中に学生バッグを当てられ、態勢を崩した俺はそのまま前に倒れそうになった。
が何とか足で踏ん張って耐えた。
「・・・なんだよ急に」
「えいくんが先いっちゃうからだよ。」
後ろから来たのはもちろん恵梨香さんだ。
というか学校ではだいたいぼっちかましてる俺です。
話しかけられるやつとかだいたいコイツくらいだ。
これ以上は自分の自虐になるのでここまででーす
「で、何しに来た?」
「目的なきゃいけなーい?」
「はぁ・・・だいたいお前は友達多いだろ・・・俺と違って」
俺じゃなくてそいつらと帰れよ、俺と帰っても楽しくないぞ?
「まぁね、えいくんと違って」
「そこ強調するなよ、悲しくなるだろ」
俺はコイツには『えいくん』と呼ばれている。
ちなみに俺の名前は紫藤 栄斗。柄にもなくカッコいい名前だろ?そこは自負してるんだよ。
「・・・で、何か用か?」
「別に~、ただ一緒に帰ろうかなぁ~って」
その言葉は言うの禁止ですよ。
その言葉は、彼女いない男どもを惚れさせる必殺技だから。
それで変な勘違いしちゃうやつだから。
そしてフラれてトラウマになっちゃうやつだから。
慎んでくださいよそこのあなた
俺もうっかり惚れちゃうから
「はぁ・・・お前帰りこっちじゃないだろ」
「まぁね、ホントは芽衣ちゃんに用事があってね。」
『芽衣ちゃん』とは我が妹の紫藤芽衣のことを指す。
俺の妹かって疑うくらいに可愛い外見を兼ね備える天使さんだ。
俺の取り得といったらまずはこう言えるね。
『超絶可愛い妹がいる』って
「えいくん顔キモいよ?」
「へいへい悪かったな・・・」
俺達は若干早めに帰路を急ぐ。
だって俺早く寝たいし、こいつは芽衣に会いたいみたいだし
待ってろ愛しのベットよ
今行くぞッ!
「早く鍵開けてよ。」
「へいへい」
言われるがままにバックから家の鍵を取り出し、それをドアのカギ穴に差し込む俺。
あれ、なんかおかしくない?
ここ僕ちゃんのお家なんでちゅけど?
はい気持ち悪かったですね申し訳ございませんでした
ガチャッ
二重ロックのドアを開けて小さくただいまというと、俺はすぐに台所に直行。
そして客人用のお茶と御菓子を用意する。
やだッ、俺超紳士じゃん
「お~い、こっち入ってこいよ」
準備を完了し、本日のお客をリビングにご招待
この言い方なんか紳士っぽい?
「もう入ってるよ」
声が聞こえたのは玄関の方ではなくリビングの方だった。
おいなんでもう入ってんねん
もうこれ不法侵入ってやつですよあなた
あ、家には俺が入れたんだった・・・
じゃあ不法侵入じゃないね~
「おにいちゃんおそかったね~」
またしてもリビングの方から声が聞こえた。
なんだよお前が中に入れたのかよ
・・・まぁいいか
「ここにお茶と御菓子置いておくから。後はお好きにどうぞ。」
そう言って俺は二階へと上がろうとした。
「え~待ってよ~」
誰かが俺を呼び止めた。
ったく誰だよ・・・
早くベットにダイブしてそのままスリープしたいのによ・・・
「・・・なんだよ恵梨香」
「えいくんもこっち来てよッ」
え、ちょっとなに言ってんのか分かんない
「は?」
「だからこっち来てよって」
なんでやねん
俺は超寝たいのになんでやねん
「えーやだ」
「いいじゃんおにいちゃん、えりちゃん来てんだからさぁ。」
「・・・何話すんだよ。俺はコミ障だから分かんねーぞ」
「いいよ別に、うちとはちゃんとしゃべれてんじゃん。」
「まぁ比較的長い付き合いだしな。」
「じゃあこっち来なよ~」
「はぁ・・・へいへい」
仕方ねーなぁ
階段からリビングのソファの間のわずか4mの距離で、一体何回ため息をしただろうか。
あー寝たい、ちょー寝たい
ってか寝たい
そんな気持ちをため息で中和しながら、俺はソファに腰掛ける。
あれから結構な時間が経とうとしていた。
ふと恵梨香がこんなことを口にする。
「明後日のクリスマスの夜、空いてるよね?」
なんで聞き方が「空いてる?」じゃなくて「空いてるよね?」なんですかね・・・
まぁ予定なんてないけどさぁ・・・
「・・・どっか行きたいのか?」
「うんッ!」
「・・・あんまり高いとこは無しな。」
「そういう返事の速いところ、結構好きだよ。」
「そういうこと言うのやめてね、惚れちゃうから。」
こうして一日中家のベットでYouTubeというクリスマスの夢は儚く散った。
12月25日
「よッ」
「あ、えいくん!」
「なんでここで待ち合わせなんだよ、俺の家の前でいいだろ?」
「いいじゃん、こっちのほうが雰囲気でるし。」
なんの雰囲気だよ・・・
俺達は現在横浜のみなとみらい駅の改札前にいる。
「さッ、廻ろうか!」
そして3時間が過ぎ、時刻も午後9時を迎えようとしている。
俺達はみなとみらい駅から国際橋やランドマークタワー、そして赤レンガ倉庫を回って、現在は山下公園の入口付近にいる。
ここ山下公園は、クリスマスの時期に一気に繁殖するリア充どもの集会所みたいなものだ。
公園のベンチには今にも愛を確かめあおうとしているカップルが大勢だ。
どこで確認してるんだよ
お前ら本当は自分たちをどれだけの人が羨ましがって見ているか確認してんじゃねーの?
なにそれ最高の兵器だわ
ぼっち駆除する最終兵器なんじゃね?
いつもはそんなことが浮かびそうだが、今日に限っては違った。
「光、綺麗だね・・・」
そう、恵梨香である。
俺の隣には恵梨香がいるのだ。
今日だけは俺もリア充に見える人生で一回の時間だ。
って待てーい!
おかしいおかしいおかしい
なんで俺なんッ!?
「どうしたのえいくん・・・?」
恵梨香は覗き込むように尋ねる。
やめろって、そのアングルめっちゃ可愛く見えるんだって反則だって・・・
「い、いや・・・何でもない・・・」
俺は顔を真横にそむけた。
当たり前じゃん
あんなの凝視してらんないよ・・・
「今日ね・・・ここに連れてきたのはね・・・」
「・・・」
「えいくんに大事なことを伝えるためなんだよ・・・?」
「・・・」
え?
なに大事なことって・・・?
僕ちゃんアセだらだら
そんな俺とは裏腹に、恵梨香の方は引き締まった表情でこっちを見つめてくる。
えッ?まじなの?ガチなの?
「あのね・・・」
「・・・」
「私ね・・・」
「・・・!」
「実は・・・」
「・・・・・!!」
「ずっと前かr「そうだ!俺お前に渡しておきたいものがあるんだッ!!」
俺はとうとう耐えきれずに恵梨香の発言に割り込んでしまった。
唐突なことに恵梨香のほうも硬直状態。
「あと、えと・・・ほらッ、今日はクリスマスだろッ!?だからほれ、プレゼントッ!」
だいぶキョドリながら、ポッケから包み箱を取り出して恵梨香の左手の上に乗せた。
「えッ・・・なに、これ・・・?」
「二回も言わせんな・・・プレゼントだよ・・・」
そのプレゼントは、赤レンガ倉庫で恵梨香には内緒で買っておいたネックレスだ。
「うわ~!えいくんもこういう風なの買えるんだねッ!」
「そこ、ひとこと余計だぞ」
「あはは・・・、でもありがと・・・」
そう言う恵梨香の表情は嬉しそうな、そして何だか悲しそうな感じだった。
「・・・別に要らなかったら捨てていい。でもそのベンチ横のゴミ箱だけはやめてね、さすがの俺も傷ついちゃうから」
「捨てないよ・・・大事にするね・・・」
恵梨香はネックレスが納められている箱をずっと眺めている。
いや、つけないのネックレス?
ふと疑問を抱いていると、恵梨香が首をこちらに差し出してきた。
「ん」
え、なになんなの?
「つけて」
恵梨香はそういいながらネックレスの箱を俺の手に置いて首を突き出している。
「・・・へいへい、ちょっとじっとしてろよ?」
目を近くにしないとうまく外れないホックを丁寧に外し、チェーンを恵梨香の首周りに着けてやり、首の後ろのほうで再びホックを付けなおした。
「ほれ、出来たぞ」
小さい純白の宝石が恵梨香の胸元辺りから輝きを放つ、ムーンストーンのネックレス。
これでお年玉まで一文無しです♪
「ありがとね、えいくん・・・」
恵梨香の顔は、俺の方を見ているようでどこか遠くを見ている、そんな感じだった。
そして俺達は最寄りの駅で別れてそれぞれ帰路についた。
さて、今年もあと一日と迫ってきている。
大晦日はやっぱりガキ使だよね
俺はどっちかっていうと紅白よりガキ使なんだよね~
でも毎年毎年紅白派の芽衣にリモコンとテレビを占拠されて、リアルタイムを逃している。
今年こそはッ
そう意気込んで自作の朝ご飯をすすっていると
バンッ!!
「ブブッ!!」
突然食卓へつながるドアが勢いよく開いた。
思わず味噌汁吹いちゃったじゃん・・・
「おにいちゃんなんでこんなとこにいるのッ!?」
「えッ?」
え?俺が住む家だからなんだけど
紅白のためにとうとうおにいちゃんを追い出すなんてひどいよ・・・
「空港に行かないのッ!?」
「えッ、空港?」
あ、なんだ~ちがったのか~
っじゃないわ俺のアホッ!
なんで空港?どうして空港?
「いきなりどうした・・・?」
すると芽衣は声のトーンを落としながら
「そっか・・・やっぱり言えなかったんだえりちゃん・・・」
えッ?恵梨香が?なに言えなかったって・・・
「実はねおにいちゃん・・・」
「恵梨香が・・・留学・・・!?」
内容はこうだ。
恵梨香は前々から決まっていたアメリカのシアトルでの一年留学が決まっていたのだ。
それ自体は別におかしくない
あいつの学力はかなりのものだし、さらにレベルアップということで留学。
まぁすんなり腑に落ちる。
でもこれだけはすっきりしなかった
「なんで言ってくれなかったんだよ・・・」
「おにいちゃん・・・えりちゃんも言いにくかったんだよ・・・」
確か芽衣がそんなことを言ってたような気がしたが、ほとんど耳に入ってこなかった
俺は急いで服を着替え、財布とPASMOをポケットにしまうと、勢いよく玄関のドアを叩き開けた。
「ハァハァ・・・!」
家から駅まででさえも全力ダッシュ
確かこの辺りで一番近いのは羽田空港か・・・
芽衣のやつに空港も聞いときゃよかった・・・
走りながらケータイを身に着けてないか確認する
どうやら家に忘れているようだ
ったく!普段あまり使わないのが裏目に出たか!
あ、そういえば充電も0%だったわ・・・orz
それから電車の乗換間もダッシュし続け、ようやく羽田空港に到着。
「まもなく羽田空港国際線ターミナルです。お出口は―――――
たしかあいつはシアトルだよな
だったらここでいいはずだ!
電車のドアが開くと同時に一気に改札までの階段を駆け上がる。
この時の速さは、どの野球部よりも速かった自信がある。
改札を出て国際線ビルの中を走り回る
「どこだッ・・・どこだッ・・・!」
シアトル行き・・・シアトル行き・・・!
必死にシアトル行きを探す
「あッ!」
あった!
あと搭乗手続き終了まで10分だそうだ!
搭乗口は2番!
情報をつかむと、そこから猛ダッシュ!
頭の中で何回も神様にお願いしまくった
時間に間に合うように
そして
恵梨香(あいつ)がどうかいるように
「ハァハァ・・・!」
何とか搭乗手続き7分前に二番口に到着
「どこだ・・・!どこだ恵梨香・・・!」
首をフル稼働させ、恵梨香の姿を探し求める。
「あれ、えいくん・・・・・?」
ふと後ろから声が聞こえた。
聞き覚えの、ある声だ。
「えりか・・・か・・・!?」
「えいくん・・・なんで・・・」
すぐさま恵梨香のもとへ駆け寄る。
「なんで言ってくれなかったんだよ!?留学のこと!」
なんでだよ・・・
ホントになんでだよ・・・
「ごめんね・・・ホントにッ・・・ごめんね・・・」
恵梨香の頬に、微かに光る雫が滴る。
「ホントはクリスマスの時にッ・・・伝えようとッ、したけどッ・・・」
クリスマス・・・
俺はクリスマスの出来事を思い出す。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「あのね・・・」
「・・・」
「私ね・・・」
「・・・!」
「実は・・・」
「・・・・・!!」
「ずっと前かr「そうだ!俺お前に渡しておきたいものがあるんだッ!!」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
なんだよ・・・
俺のせいだったのか・・・
ハハッ・・・何だか笑えてくるな、これ・・・
素直に安堵の表情をこぼす
「・・・ごめんね?えいくん・・・」
「・・・気にすんな、俺のせいだしな・・・」
そして数秒程、二人の間に沈黙が流れる・・・
「そういえばまだクリスマスプレゼント、渡してなかったね。」
恵梨香が沈黙を断ち切る言葉を発した。
「・・・そうだな、でも無理しなくてもよかったのに・・・」
「ふふッ、まぁ待ってて」
そういうと、恵梨香は重そうなキャリーバックを開けて、中から長方形の包みを取り出した。
「・・・はい、これ」
紫色の包みで覆われたものだったが、中身についてはおおよそ検討がついた。
「・・・これ、写真立てか?」
「惜しい!正解は絵画でした」
「あぁ、絵画か・・・」
搭乗手続き終了まで、残り3分を切った。
「・・・開けてみて」
恵梨香は静かな声でそう言った。
俺は言われるがままに、その紫色の包みを開けてみる。
「これは・・・チューリップか?」
手帳程のサイズのキャンバスに描かれていたのは、紫色に色づいたチューリップ。
「これは・・・」
恵梨香はクスっと笑うと、こういった。
「今年はありがとう!来年もよろしくね!」
おわり
7日遅れのプレゼント ケンジロウ3代目 @kenjirou3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます