解説

 まずこの物語の時代背景としては、中世です。主人公の旅人ことスバルは、もともと周りの人に厄災を振りまいてしまう呪いを持っていた設定で、それを解くために誰にも何も告げずに旅に出た為、行方不明扱いになったのです。


 そして、この話は、旅の目的を果たしたスバルが、国に帰ろうとしたけど、自分の国がどこにあったのか忘れてしまって、あてもなく国から国を彷徨っていたら、自分の国についていたというオチの話です。



 あとお兄さんである国王が、「帰ってこなければよかったのに」ってスバルに言ったのは、本当に帰ってきてほしくなかったのでも、照れ隠しでもなく、過去の後悔から出た言葉なのです。



ストーリZERO(※簡潔に)

 まず兄は、とても優しく、弟が大好きで、誰からも支持される理想の王子。弟スバルは、少しやんちゃなところはあるが、兄を誰よりも尊敬して支えるいい第二王子。


 二人は、誰から見ても一目瞭然のブラコン兄弟であった。


 しかし16歳の頃、兄が何週間も風邪をこじらせて寝込み、それを自分の呪いのせいだと思ったスバルは、兄に自分を突き放して欲しいと、わざと自分を傷つける言葉を言わせようとした。しかし、兄はそれが分かっていてもどうしても言えなかった。

 

 スバルは黙ったまま自分を突き放せない兄を見て、耐えられなくなり、逃げ出した丘の上で、リンの師匠である王室魔術師の先生から、自分の呪いが解けるかもしれない方法がある事を聞き、国を出る決意をした。


 次の日、兄は、スバルが何も言わずに自分のもとから去ったことを知り、昨日どうしてスバルを突き放してやることができなかったのかと後悔した。そして、リンの追求により先生がスバルに呪いを解けくかもしれない方法を教えた事を知り、スバルの帰りを信じて、スバルが帰ってきたら突き放そす言葉を言おうと心に決めた。


 



最後に…

 この話は、私が小学生の時に作った作品なので、もう続編を書く気はありません。だから、冒険やその後の展開は皆さんのご想像に任せます。


 この作品を読んで下さりありがとうございました。

              byビタラビ

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とある旅人のお話 ビターラビット @bitterrabbit

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