応援コメント

0―2.接点」への応援コメント

  • いやいやいやいや。文字を読んでいるはずなのに
    俺は映画を見せられているのか・・・・?

    再び1話から読み直して、今ここまで来ました。

    分かってきました。この物語自体が、作中に出てくる言葉を借りれば一種の
    「高速言語」なんですよ。

    一字一句が高密度にZip圧縮された濃密なデータ、描写なんですわ。
    なので、普通の感覚で読んでいた僕は、当初追いつけなかったんです。

    だがしかし、だがしかしですよ。
    読み方が分かってきたのです。昔流行った「見方を練習すれば3Dになって浮き上がる絵」ってあったじゃないですか。
    あの要領です。一度要領をつかんでしまえば、その先に在る世界は・・・・・

    映画です。

    攻〇機動隊のそれを緻密に文字へと変えた、高密度映像文字。

    ようやく、理解しましたよ。中村さん・・・・。
    なんてモノを描くんだ・・・・





    ここがめちゃめちゃシビれました。


    「鉛弾プレゼントされても同じ科白言ってみな」

    作者からの返信

     防衛太郎様

     熱い熱いご感想、誠にありがとうございます(嬉)!

     まさしく感じ取っていただけましたように、本作(のみならず私の作品全般)における文章の立ち位置は、『作者の脳内イメージを、観客の脳内で高精度に再現すべくエンコードした圧縮データ』です。言語化していただきました『一種の「高速言語」』という表現は、私の表現意図の正鵠を射貫いていただいたもの――ということになります。これはもう嬉しい限り(小躍り)!
     そしてご想像いただきました通り、作者の脳内イメージは『映画』、もっと申し上げるなら『映画の手法で撮影された擬似体験』を狙っております。

     と、このような目論見を文章表現に込めております以上は、単語の位置、順序までもが脳内イメージに関わる重要要素です。
     であるからには、日本語としての構成についても、一旦分解して(単語の並びに)演出を加え、その上で再構成するという工程を経ております。
     勢い『ありふれた文章構成』にはなりません。癖の強い文体です。ですが、『見方を練習すれば3Dになって浮き上がる絵』の例えさながら、ひとたび慣れていただいたなら、お褒めをいただきました『高密度映像文字』をデコードして『映画』をご体感いただける――そういう狙いを込めさせていただいております。

     深い解釈とお褒めのお言葉、光栄至極!

     そして科白にもめちゃめちゃご反応をいただけまして、光栄至極!
     良質な洋画を筆頭に、さらには士郎正宗先生の作品群もそうですが、『説明臭くない、自然で端的な科白回し』に大変なリスペクトを、私は抱いておりまして。この方向性を追い求めての結果が、私の作品における科白回しということになります。

     お楽しみいただけまして、これに勝る悦びはありません。光栄至極!

     これを励みに、今後とも頑張って参ります。

     これからも是非よろしくお付き合い下さいませ。