第52話 クラスタのお話
もう明日から十一月です。
毎月毎月言ってますが、時がすぎるのが早いですね。
ここのところ週末のラーメンを楽しみに一週間仕事を頑張っているので、なおのこと早く感じているえーきちです。皆さまいかがおすごしでしょうか?
本当にどうでもいい話で先月のエッセイにも書きましたが、五月の頭にダイエットを開始して、それと同じ頃突然ラーメン屋巡りに目覚めてしまいました。
毎週欠かさずラーメン屋を巡り、五月以降新規開拓したラーメン屋は三十三店舗にもなります。
今でもグーグルマップでラーメン屋を検索しているんですけど、ラーメン屋って星の数ほどありますね。
まだまだ行きたいラーメン屋は山のようにあります。
もう楽しくて楽しくてしょうがありません。
公募のことを忘れてしまうくらい。
まあ、私にとって十月はちょっとお休みの月で、次に書く新しい話を色々考えていたんですけど。
アイデアがないと書き始められませんしね。
ひとつ結果発表がありました。
エブ○スタから応募する児童向けレーベル、ポプラキミノベル小説大賞です。
はい、落ちましたけどね。
最終選考は『キュンキュン胸がときめく物語部門』が四作品、『ワクワク心がはずむ物語部門』が五作品、そして最終選考外の優秀作品が十七作品。
私は昨年に続いて今年も最終選考外の優秀作品ですが、最終選考の壁は高いなー!
ちなみに、優秀賞以上は選評をもらえるのですが、昨年の選評はこんな感じでした。
熱意:B
共感度:C
キャラクター:B
ストーリー:B
表現技術・文章能力:A
総合評価:C
なんでじゃ!?
いやいやいや、評価を均してごらんよ。
これなら総合評価はBじゃないの?
おかしい……エ○リスタ……おかしい……
* * *
はい、今回はクラスタのお話になります。
この時期にクラスタと言うと、ちょっといけない雰囲気が漂います。
もうじきカクコンですからね。
仲間内(クラスタ)での☆の投げ合いとか、ね。
そんな事に利用されるクラスタってなんの意味があるんでしょうね。
評価って面白かったからつくもんじゃないですか。
仲間内で読み合って、正当な評価を送るのならなんの問題もないのですが、ただ☆の数を増やすためだけのクラスタなんてなんのメリットもないのに。
クラスタで評価を上げて中間を通過すればチャンスがあると思いますか?
クラスタでしか中間に残れなかった作品にチャンスはあると思いますか?
未だ姑息な手を使って自作の評価を上げようとする人がいるのが驚きです。
評価ばらまきの営業とかね。
どうせまた出てくるんだろうなー。
ちなみにカクコンシーズンになるとエッセイがフォローされやすくなります。
エッセイにハートや☆がつきます。
営業お疲れ様です。
そんな事にさく時間があるのなら、面白い話を書いた方が建設的ですよ。
違う、そうじゃない。そんな物書きの風上にも置けない人の話をしようと思ったんじゃありませんでした。
クラスタ――群れとか集まりって意味ですね。
Twitter発で児童向け作家を目指すクラスタがあります。
もちろん悪い意味でのクラスタではありません。
執筆の相談や公募の情報などのやりとりをする場となっております。
そのクラスタ内である作家さんのお誘いを受け、講評会なるものをしました。
昨年も同じ作家さんに誘われて講評会をしているので、私は今回で二回目です。
その作家さんは商業作家さん(児童向けではない)なので、お誘いをいただけることがもううれしいですね。
今回のメンバーは三人。もう一人は無月兄様。
ってことは……私以外は商業作家さん。
あー、いいの、これ? こんな集まりに選考通過もままならない私が参加しても。
でも、ダメなら昨年の一回でおわっていたはずなので、大丈夫だったんだろうと謎の納得をして講評会に参加することに。
青い鳥文庫に応募した作品を読み合って、講評シートのテンプレートに記入していく形です。
それを全員に送ってDiscordにてボイス会議。
自分の作品の評価だけじゃなく、相手の作品に対する感想&評価もしないといけないので神経を使います。
もちろん指摘や改善案まで。講評会ですからね。
書いた本人とは違う視点からの指摘はとても新鮮でためになりました。
雑談で色々な裏話も聞けたし。ちょっと公には言えないですけど。
こういった、自分たちのレベルを引き上げるクラスタっていいよね。
今年はないですけど、筆致企画もいいクラスタじゃないかな?
出会えるならそういうクラスタにはこれからも参加していきたいものです。
* * *
さて、つい先日の事です。
カクヨムでずっと楽しみにしていた作品がついにおわってしまいました。
連載期間は二年。総文字数四十六万文字(またピッタリだよ)。
『聖女(クズ)と勇者(のうきん)と王様(さぎし)と私』 lager様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893993523
lager様の書く作品はどれも面白いんですけど、本当にこの長編はダントツです。
このレベルになると、出版されている本と遜色ないよな、と常々思います。
とにかくlager様の書く世界は綺麗事がない。ぬるい世界じゃない。
意図してキツい世界を書こうっていうのではなく、世の中これが当たり前みたいなリアル感があります。異世界ものなのに、ね。
すごいな、ホント。こんな話を書けるなんて。
聖女(クズ)と勇者(のうきん)と王様(さぎし)の三悪党は、最初っから最後までブレることなく物語の中を駆け抜けました。
本当によかったです。
もう何年も前になりますが、年末だったかの創作談義にてタイトルを公開してくれた記憶があります。それがついに完結。
……完結。
うん……ありがとうございます。
とても、よかったです。
『クズきん』のラストを噛み締めつつ、それでは皆さままた来月!
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