第51話 ダイエットしようぜ!
今年も残すところ三ヶ月になりました。日が短くなるのも涼しくなるのも、あっという間です。
えーきちです。皆さまいかがおすごしでしょうか?
先日、ウチのバーチャルアシスタント――クローバーに今日の気温を質問したところ、「26℃の夏日の予報です」と返ってきました。
そうか、26℃って夏日なんだ。
26℃ってもはや涼しくないですか?
少年バトルマンガの敵キャラなみに暑さがインフレを起こしていますよね。
「おまえが涼しくなったわけではない。わたしが暑いのだ!」みたいな。
でも、私は夏が大好きなので、そろそろさびしくなってくる時期でもあります。
帰っておいで、夏子ちゃ~ん!
え~、私は未だおわりが見えないこの長いコロナ禍のせいで未だかつてないほど太りました。
当然です。
私はめっちゃ食べます。
コロナのせいで仕事が暇になって動かなくなっても同じ量食べていました。
たとえばラーメン屋に行くと、ラーメン大盛りと炒飯と餃子、みたいに。
そう、そのピークはゴールデンウイーク明け。
あまりの体重のヤバさに気が遠くなり、ダイエットを始めました。
そろそろ五ヶ月になります。
月にマイナス2kgの計算で10kgのダイエットに成功しました!
10kgって凄いな。どこにそんな余分なものがついていたんだろうって話。
ちょうどダイエットを始めたころから、なにを思ったのかラーメンの食べ歩きに目覚めてしまって、今日に至るまで毎週最低一杯はラーメンを食べていたのに、です。
(以前よりも小食にはなりましたが)
やればできるもんですね、ダイエットも。
ラーメンを美味しく食べてもできますからね!
あ、名古屋にくるようなことがあれば、美味しいラーメン屋を紹介しますのでお気軽に聞いてください。
それではまた来月……ウソです。
* * *
ダイエットが執筆になんの関係があるんだと思いますよね。
ダイエット自体はまったく関係はないのですが、みなさんも小説のダイエットをした経験があると思います。
ありませんか? 推敲で。文字を削ったことを。
そう、それはまさに体重を削っていくように。
ハッキリ言って、私は草稿段階ではレギュレーション文字数以内で物語を完結させたことがありません。まず間違いなくオーバーします。
自分の目指している文字数で作品をおわらせられる人っているんですかね?
『ようこそ街の印刷屋さんへ』は下書きなし、プロットなしの連載で、目標の約十五万文字でおわらせることができましたけど。
もう二度とやりたくありません。
連載しているフォロワーさんたち、凄いですよね。尊敬します。
でね、オーバーした文字を削るワケです。
調子がよければ、草稿段階でレギュレーションページ数十ページオーバーくらいですかね。文字数に換算すると五千文字から七千文字っていったところでしょうか?
取りあえず完結させたあとに削ります。
この辺りが連載作品と違うところだと思います。
最後まで書くことを目標に、途中『これ、本当に面白のか病』を発症してもひたすら書き続けます。
この段階で読み直しません。どうせ読み直したら直す箇所ばかりだからです。
最後まで書いて、初めて推敲です。
このときに、文章のダイエットをします。
そもそも勢いだけで書いているので、読み返せばもう無駄なところが多いこと、多いこと。
同じことを言っている箇所が何度もあったり。
初稿でそれを直して、そこそこ人に読んでもらえる形になります。
草稿は、人に見せられるものではありません。
何年も前になりますが、よく連載なんてしていたなぁと思います。
『ようこそ街の印刷屋さんへ』に関しては、完全に行き当たりばったり。
先の話なんて何も考えずに書いて、キリのいい文字数を書いたら即公開。
恐ろしいよ、数年前の自分。
多分、今『ようこそ街の印刷屋さんへ』を読み返すと悶絶するので読み返しません。無駄が多そうで。
少なくとも私は、このスタイルでクオリティの高い作品を生み出す事はできません。
なので、カクヨムからつばさに応募していたときは、完成して直したあとだったんですね。
それで、つばさ文庫のレギュレーションは児童文庫の中では一番多いんです。
児童文庫ね。児童文学はもっと多い規定文字数もありますけど。
その、つばさの時点でレギュレーションオーバーして、文章をダイエットさせるワケです。
それでつばさ文庫に落ちました。
つばさ文庫は改稿作品は受けつけません。
ならば、他のレーベルに応募するにはさらに過激なダイエットをするしかありません。もう血反吐を吐くようなダイエットを。
これは、商業作家様の方が経験しているのではないでしょうか?
一冊の文字数が決まっているので、それに向けて文字数を減らすと。
つばさ文庫のレギュレーションは『つばさ文庫の体裁(40字×28行)にしたときに、70~100ページになっていればOKです』なんですが、以前はカクヨムとWEB応募に関しては上限11.8万文字だったのです。
さて、つばさ文庫の体裁以上に書いた作品で入賞した作家様はどうなるでしょうか?
その先はダイエット地獄です。
つばさ文庫ではありあせんが、32万文字を13万文字まで削らされたという商業作家様もいます。
恐るべきダイエット地獄よ。
言っても私はつばさに出した作品をみらい用に改稿した程度なので、八万文字を五万文字にしたくらいですかね。せいぜい四割――三万文字減ってところです。
内容はめっちゃ変えましたけど。メインの登場人物をモブに変えるくらい。
作家って、体のダイエットも文章のダイエットも逃れられない宿命なんでしょうかね?
パソコンの前、一日中座ったまま動かないですし。
みなさん、ダイエットしてますか?
私はこれからもダイエットを続けます。
体重も、文章も。
* * *
本日、青い鳥文庫小説賞の〆切りです。加えて青い鳥文庫小説賞 NOVEL DAYSプロット大賞の〆切りでもあります。
取りあえずそのふたつも応募できたことですし、今年はもう公募に出すのはお休みかなー。
十月は何作かプロットを書いて、十一月からは来年に向けての作品を書き出す予定です。
パッとはしませんが、今年もたくさん出しました。
来年は野いちごも狙ってみたいと思っています。
ただ……完全女の子向けなんですよねぇ……
いいおっさんが、小中学生の女の子に向けた物語を書けるのかどうか、乞うご期待!
あ、カクコンシーズンですね。
私はまたどこかで短編を一作投げます。
参加される皆さまは頑張ってくださいね!
それではまた来月!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます