第22話 おめでとう、そしてありがとう
次回、つばさ文庫用作品を執筆中につき、作品公開に関してはカクヨム低浮上気味なえーきちです。
皆さま、コロナウイルスに負けていませんか? デマに飛びついたりしていませんか? 花粉症の季節真っ只中に、ティッシュやらトイレットペーパーやら、マスクが手に入らないと嘆いている方々が沢山いらっしゃいます。
軽々しくデマを流す人、いますねー。そんなヤツは、通報しちゃいましょうね。
ちなみに紙に関しては仕事柄、あるのか本当にないのかがわかるので心配はしておりません。紙がなくなれば真っ先に情報が入ってくるので。
今回はそんな情報は皆無ですよ。東日本大震災の時は、本当に一部の紙が手に入りづらくなりましたけど。
* * *
カクコンの結果発表がまだで悶々とされている方がいる中、本日第八回つばさ文庫小説賞の受賞者が発表されました。
大賞は該当者なしでしたが、カクヨムでつながりのある七海まち様が見事金賞を受賞されました。
ドーン!! ワー、パチパチ! ヒュー、ヒュー!
彼女は私にとって特別な作家様であります。喜びもひとしお、と言うヤツです!
それは約二年前でした。
私は第七回つばさ文庫小説賞の公募のために為にカクヨムに登録した訳です。
それまでWebで小説を読むなんて考えた事もなく(実は第六回の時につばさ文庫用公募作を数作よんでいます)、カクヨムでは右も左もわかりませんでした。
応援する? 読んでコメントをつける? 評価する?
なんだそりゃ? の世界でした。
カクヨム登録当初からその年は三作公募に出す事を決めていて、ライバルとも言える作家様の作品を何作か読んだ訳です。その中の最も気になった作品が七海様の作品だったのです。
最終的に公募に出した三作の内の一作に、夢を題材にした『悪夢祓い倶楽部☆タイマーズ』という作品があります。その時の七海様の作品も、今では非公開になっていますが夢を題材にした作品でした。
つばさ文庫小説賞公募作品の中で、真っ先に読みにいったと思います。
ライバルで、夢が題材で……
ここから、私と七海様の児童向け小説家を志す同志としての関係が始まりました。(同志というのは、あくまで私が一方的に思っていただけです)
しかし、私と彼女には決定的な違いがありました。
今でこそそこそこマシになってきた文章力も、当時は「う~ん」な感じで表現力もテンポも明らかに私の方が劣っていた訳です。
七海様はこの時すでに、受賞こそなかったものの純文学の小説賞で何作も選考通過の経験がある作家様でした。
一言で言えば、私とは格が違う作家様だったのです。
今でも文章力や表現力は比べる方が間違っている、と嫁さんに言われるくらいです。
自覚はしているんですよ、自覚は。それでさらに文章力コンプレックスになってしまったり。今でもコンプレックスが拭えません。
そんな七海様の作品に恐れ多くも正直な感想を書いた事によって、お互いが当たり前のように正直な意見を言い合うようになりました。
これは相手を貶すとかそういう事ではなく、あくまで一読者として自分の思った事を言い合うだけです。その意見から気づかされる事も多々ありました。
亀の歩みとは言え、私が成長できたのは七海様から頂いた感想や意見があったからと言っても過言ではありません。
小説に関するエッセイや、たけし映画についての卒業論文なんかも、執筆するにあたってとても参考になっています。
是非、読んでみてはどうでしょう?
『カクヨム文章読本』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887938778
『北野武、表裏一体の生死』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893104160
私の浅いカクヨムの歴史の中で、最も古い付き合いなのが七海様と言う訳です。
沢山の作家様からお祝いの言葉を頂いている事と思いますが、私も本当に心の底から「おめでとう」と言いたい。
つばさ文庫小説賞金賞受賞、おめでとうございます!
で、今まで空気を読まずに感想を言ってきたクセに、ここでだけ本心を隠すと言うのもなんですのでぶっちゃけますけど、正直悔しくもあります。
これは、自分の方が勝っているのにとか、先に受賞できなかったとか、そんな低レベルな悔しさではありません。
カクヨムでの活動当初からの付き合いである七海様が、先に遠くへ行ってしまった事による悔しさです。何故自分は足踏みしているんだという不甲斐なさです。
喜びも人一倍なら、きっと日本で一番悔しがっているのも私なのかもしれません。
けどきっと、この悔しさがあるからこれからも頑張れるのかなぁって思います。
以前Twitterで「待っててください、今行きますから」と呟いたのですが、それは自ら訂正しました。
先に行っててください。追いつきますから。
そう思いながら、日々精進します。
今後、目標としているレーベルの書籍化作家となった七海様に、今までのような感想を求める訳にはいかなくなると思います。しかし、コッソリとでも読んで貰えるような作品が書けるよう頑張ります。
七海様、おめでとうございます。そして、今までありがとうございます。
これからも、誰よりも応援しております!
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