私たちは、先人の作り上げた知恵を礎として生きている。記憶され、記録され、後世に残されたものが経験として積み上がる。ならば、何物をも残すことなく志半ばで死んでしまった者達は……?残酷のようでいて、この能力は救済なのかもしれない。