登場人物に対する違和感がヤバイ

サクサク読めるように心がけて作られている点は非常に良いです。
でも物語の内容は、余りプロットを練っていないのか、登場人物が頭のおかしい人ばっかりになっているのが残念です。

家の中に出た異常は普通なら警察沙汰です。
よしんば大家さんのみの電話にしたって、自分の大切な収入源なんだからあんな対応はしないでしょう。
最低でも保健所に電話位はして、立ち会いのもと調査して貰いますよ。

あと主人公、大家さんの土地から出たのを勝手に使おうとするのは何故か。
周りの人たちが咎めないのもおかしいです。
それに物理法則を無視するゲームがあるか、その時点で世紀の大発見だろうというのが個人的なツッコミです。

さらに周りから精神科を案内された時点で、あっこれおかしいのかな?とネットで検索もしない。

人質価値の無いメイドを人質に出されて、相手を信用したまま。
普通は領民権を渡すつもりがないと疑うと思います。
擁護派だからといって、他貴族と明確に敵対する脱走者の受け入れは全く別問題なんですから。

一般人なのに、気に入ってる人からという理由で傭兵相手に命をかける。
止めないどころか参戦する周り。
戦い方も、骨も筋肉も神経もやられて二度と手が動かせなくなります。
傭兵に鉄の固まりでやられるのを考えたらって想像してみて下さい。

王から受け取った地位を、主人公が異世界人だからという理由で軽く扱う貴族。
国難にも関わらず周りに助けてもらえないレベルで嫌われてるのに、貴族ひいては王族の権威を傷つけて不敬罪で地位剥奪されるような発言をするとか有り得ません。

現代を前提とし、日本人主人公を出している点を踏まえて、冒頭の様な感想に至りました。