タイトルを見て、男のサガに抗えず見てしまった自分。
その感触は筋肉質な野郎の胸と思うばかりにハードでヒートなものだった……
この作品では、(作者の都合で)安易に盛られたおっぱいに対して一言……いや、七言くらい物申している。
そんな設定は、さながら腹を満たすためのスナック菓子のようである。
安く楽しく大きな快楽を得られる。 だが、一週間前に食べた菓子を思い出せないように、安易に付けられた設定とは、容易にかき消えてしまう。
作者にとっても、読者にとってもだ。
当たり前だが現実のおっぱいは、取って付けることができない。得もあるだろうが、それだけの苦労もある。重みだってある。
重いばかりじゃ胃もたれしてしまうのも分かる。軽いのを無性に摂りたくなる気持ちも分かる。
でも自分が本気でぶつかる時くらい、ちょっとは思いやこだわりを持とうぜ、という話だと感じた。