ゆりかご
ゆっくりと通りすぎていく中で
キャンバスに描いていき
そうすることで世界は
さえずる事を止める
息を繰り返すだけで
音楽を求めようとし
そうすることで自ら
心を失うのだろう
考えてしまい僕は
くっと息を止める
音のない世界で
伝える術を失い
僕の中で君は
そんな僕を笑い
すると世界は僕のゆりかごとなり
子守唄が聞こえてくるようで
その子守唄のメロディを
少しずつだけれど
言葉という形にし
僕は奏でていく
そうすることで
ゆりかごの上
夢を見る
夢を見て僕は
音のある世界に
移住する計画を立てた
叶うかどうかなんて
考えずに
叶うわけなんて
もう
ないとしても
二胡の詩 山本二胡 @niko1985sb
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