呑気なタイトルやキャッチコピーから始まる、いきなりの殺伐としたホットスタート。
それが終わったかと思えば、うらびれた日常シーン。
やや説明不足感のある物語構成ですが、それでもなおスラスラと読めてしまう不思議な作品です。
冒頭の構成がちぐはぐならば、登場人物たちもまたちぐはぐ。ぱっと見さえない?青年と、なぜかメイドスタイルを好むクール系ヒロイン、そして猫。
ちぐはぐだけど王道の探偵物(万屋物)と言う共通認識を上手く使っています。
必要なのはテンション高めの突っ込み枠。
そのスペースに座るのはあなたです。