赤ちゃんの頃の記憶。父親がまともだったら、生まれた時の喜びや、毎日のおはようなど、沢山の幸せな思い出になるはずなのに、あの野郎―――‼‼‼(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙
ほんと、あの父親を反面教師にしてほしいです。
彼の周りには、優しいお母さんや、かくれんぼ好きのお兄さんがいますから、きっと良い子に育ってくれるでしょう。
作者からの返信
ロクデナシの父親の分もナタニエル君は母親に愛されていますが……やはり父親の存在は重要でしょう。
それでも彼は優しい祖父母(フロレンスの両親だけでなく、ラングロワの両親も善良な人でたった一人の孫を可愛がってくれています)、伯父さま伯母さま、大勢の従兄弟たちに囲まれています。
それにアントワーヌ君もいます。彼にとってはナタニエル君はフロレンスの次に大事な存在ですからね。
瞬間移動のかくれんぼ……。これは、見つけられませんね!
そして、赤ちゃんの頃の記憶があるなんて、ナタニエルが気の毒です(T_T)
作者からの返信
流石のベテラン間者のドウジュでも魔術師のアナやナタニエル君には敵いませんね。でもナタニエル君はお家で侍女やお母さまとかくれんぼする時はズルしていませんよ。
折角フロレンスがナタニエル君の前で父親の悪口を言わないようにしているというのに……どんなに幼かろうが子供は親の背を見ているのですね。
以前に、生まれてからの記憶を持つキャラが登場する作品(漫画)を読んだことがありましたが、胎児からの記憶があるとは、その上をいっていますね。
声や物音で状況が分かるのか? もしかしたら、五感以外の感覚で外の状況が分かるのかも知れません。
もう一度、クロードさんやビアンカさんに、よく診てもらった方がいいかも知れませんよ。
今回のように勝手に能力を使われると困りますから……。
ドウジュさんだったからよかったですが、本物の泥棒さんだったら、振り向きざまにグサッとやられたかも知れません。危なかったです。
『大かくれんぼ大会』とは、『大』の字が重なっているところなど、子供向きの名称が面白かったです。子供相手のよい言い方と思いました。
大花火大会とか、大運動会とか、以前はよく耳にしましたが、最近はあまり『大』が使われなくなったように感じておりました。なにか、懐かしい気分にもなりました。
また、フロレンスさんのお母さんっぷりが立派でした。
子供の成長における、父親との関係も気にかけていました。すっかりお母さんになっていて、安心しました。
その父親のランジェリーさんは帰ると、夜の寝室にリリアンさんを呼ぶとか、今回は子供のお話と思いきや、アダルトな一面もあり、この作品は一味違うのだと改めて思いました。
今回のサブタイトルは漢字が読めなかったので、恥ずかしながら調べました。そのあとで本編を読んでみて、内容とピッタリなタイトルと分かりました。
合間妹子様はことわざの類(たぐい)をよくご存知です。サブタイトルだけでも勉強になりました。
作者からの返信
胎児の頃からナタニエル君は胎教に良くない暴力モラハラランジェリーの言動を耳にしてきたのでした。可哀そうにとしか言いようがありません。自分が言葉を話せるようになる前からずっと彼は赤ちゃんの目で両親を、周囲を観察しています。
ナタニエル君は空を飛んだり瞬間移動ができるので、屋敷の庭などでドウジュを良く目撃していたのですね。ドウジュが侍女コライユ(クレハ)と仲が良いことまで知っているのです。(流石にまだこの時は幼な過ぎてドウジュとクレハが恋仲というよりはお友達だと思っていたようです。この逸話は後々出てきます)ですから、ドウジュがランジェリーの寝室前で不審な動きをしていても、警戒せずに近寄って行ったのでした。
それからクロードにきつく言われていたフロレンスから、魔法は人前で使わないように、と躾けられているのです。けれど、彼の目にはドウジュはコライユのお友達だし、味方だときちんと認識されています。好奇心に勝てずに思わずかくれんぼの得意なお兄さんに話し掛けてしまったのですねぇ。微笑ましいです。「そうでした。あなたのまえでまほうをつかいました。本当はいけないのです」と自分で言っています。
ナタニエル君、コライユ(クレハ)の提案にノリノリです。大かくれんぼ大会だなんて大人が聞いてもちょっとワクワクしませんか? コライユのアイデア?であるこの大かくれんぼ大会、後にナタニエル君一回だけ遊びます。どんな状況でかということはその時のお楽しみに!
ランジェリーはロクデナシのクソ男ですが、ナタニエル君にとっては実の父親なのですね。フロレンスとの夫婦仲は冷めきっていますが、母親としては子供の前では普通の夫婦として振舞いたいところでしょうし、父親らしいことももっとして欲しいのですよね。難しいところです。
父親失格男は自宅に帰ってきても愛人を侍らせているようです。ナタニエルの妊娠発覚からはもう夫婦完全別居別室状態なのですが、始末に負えません。ナタニエルが素直にすくすくと育っていることが救いです。
お気付きでしょうが、全ての副題に故事ことわざ慣用句を使っています。第二作「貴方の隣に立つために」では一部だけでした。今回は結構題名を決めるだけでも時間を取られてしまいました。栴檀は双葉より芳しという言葉は私の好きな言葉の一つなので、この話の題名はすぐに決まりました。