オランダ旅行記『原罪とウホッと時々稲川淳二風オランダ旅行記 締めはキットカット

中田祐三

原罪飛行機

はい、みなさんこんばんわ。


時差を考慮すればギリギリかな?ともすればおはようございますだろうがボケ!とか言われそうな時間ですがいかがお過ごしでしょうか?


こちらも夜の八時なので、二重の意味で安心なんですけどね!


そんなことより、奥様聞いてくださいよ~。


お外が明るいんでございますのよ。


そうなんですよ白夜なんですよ白夜!


もう明るすぎて、あれ?午前の方の八時?とか言われそうなんですけど紛れもなく20時の外の光景なんですよ!


本来なら『疲れたから今日は早く寝ようかな?』とか『俺たちの戦い(夜の方のという意味で)はこれからだ!』とかまだ言っててもいいくらいの初めての海外旅行という(自分的には偉業)ものに挑んでる僕はというとですね!


……部屋で体育座りしてキットカットポリポリしながら落ち込んでます。


はい! ご想像の通りです。


早くも外国に心折られてま~す!

(開き直り)


ええ、そうですよ。 もう最初からつまづいてましたよ。


電車に乗りゃ人身事故で1時間立ち往生。 しかも乗ってる途中で終点変更というサプライズですよ。


車内の人間全員が『ええっ?』と揃えて声をあげてました。


あんなに沢山の人間が一つになる瞬間は高校の時の全校集会で校長から『◯◯先生(僕の担任)が女性にいやらしいことをして逮捕されました』と言われた以来ですわ。


それでもってですね、まあしょうがないから慌ててアプリで乗り換え情報検索してたら『遺留物の捜索の為(電車の動く時間は)未定です』って赤字で。


……遺留物って(遠い目)


うん、まあそうだよね。やっぱり一つでも残すわけにもいかないもんね。


そりゃ時間かけてもしょうがないっすわ~。


むしろ最後まで見つけてあげてください。


僕も昔、車に轢かれてもうミソなんだか内臓なんだかわかんないくらいになった子猫(だったもの)を踏んだことがあるので何も文句はないです。


むしろごめんなさい。 というか生まれてきてすいませんでした。


はい!というわけで話が脱線してしまったので仕切り直しますけどね。


僕はいま異国の地にいるわけですよ。


はい!オランダです。英語表記だとネーデルランド(いちいちアルファベットなんて打つ気力が無いので綴りは自分で調べてください…(投げやり) 日本から飛行機で11時間もかかるんですけどね。


あれだね。 正直舐めてたわ。 飛行機。


座ってるだけだから楽勝でしょう??とか思ってたけど違うの。


あれはね一つの拷問かもしれない。


十時間ただ座ってるということがあれだけ辛いなんて……。


しかもね。 環境も結構過酷なんだよ!。


まず乾燥ね~。


機内ハカナリ湿度低イノネ~、今回あらかじめ調べてただから~、湿潤マスク使ってたのだからよかったよ~(片言)


あと席はあらかじめ三列の通路側をとってたんですけど……あっ、そうだ!


ここで一つ謝罪をしたいと思います!


真ん中の席のおじさん。僕が貴方側の『手置き?』ずっと使っててごめんなさい!


窓側の人もおじさん側のを使ってるから、おじさん終始『だっちゅ~の』状態でしたよね。 十時間。 マジで。


もうね~、五時間くらいたってからは気づいてたんですけどね。


…渡せませんでした。 本当にごめんなさい(土下座)


だって…もう…本当にね……辛いのよ(涙目)


通路側の手すりに全てを賭けたくても通路側だから容赦なく人がトイレとかで通るわけですわ。


だからあまり重心を傾けられないのよ。


なにより俺の弱い心がね……頑なに譲ろうとしなかったの……。


ここで手すりを手放したら色々な意味で終わってしまう気がして……さ。


いや~まったく旅に出ると自分の知らない一面に気づかせてくれますよね~(白目)

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