第2話
そこは見たことのない世界だった。
「起きて!」後ろから、誰かが私にささやいた。
私は、はっと起きた。
前を向くと、そこには女性が仁王立ちで立っていた。
50歳半ばだろうか。先生かな。
あれ。 でもこんな魔法使いみたいな帽子かぶってたっけ??
確か、一限目の先生は、男の英語の先生。いつも、頭が神々しく輝いていて、眩しすぎるくらいなのを覚えている。
ん? 周りの生徒たちの様子もおかしい。
みんな、マントのようなものを着ていて、
それぞれ色や胸元のロゴが違う。
ああそうか
「ここは、、、夢の中か!」
そう言った私を見て、周りのみんながクスクス笑い始める。
「何を言っているんだ、ジェニー。 やはり君はアホだな。」 メガネをかけた、茶色の目、髪をもつ男子が、言ってきた。
こいつ、だれ。
てか、私の名前、、
「ジェニーって誰よ。 ジェニーって。」
みんながどっと笑い始めた。
「一回寝たら、記憶喪失になってしまうの? ほんと呆れるわ」
長い金髪の髪の、大人っぽい少女が言いながら、私のほっぺたをつねる。
「痛っ。」
えっ なんで痛いの。 だってここ夢の中だよね? 痛いはずがない。
どうなってるの⁇
. @yuri0425
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