たいいくずわり
【この物語はノンフィクションです。登場する人物・団体は、すべて実在します。】
嘘みたいだと言ってくれ
夢みたいだと言ってくれ
虹みたいだと言ってくれ
覗いた口に舌は二枚あって
頬をつねれば引き戻されて
次第に薄れて消えていって
どうか、
おねがいだから
ああ
けど
こんな醜いものを言えないよなあ
だから願ってしまうのだけど
【吹雪】
真っ白に埋まっていく世界で
未来を信じていなさいなんて
なんてまあ都合のいい冗談だろうか
【?】
知るのは
書くのは
読むのは
見るのは
空欄を埋めるだけの簡単な作業です
そこに確かな未来があるという願望を
形にしたいだけ
理不尽にQ&A
本当に知りたいのは
本当に書きたいのは
本当に読みたいのは
本当に見たいのは
なんだっけ
【ばらばら】
散った/撒いた/乱れた
エントロピーの増大?
(笑)
手の届く位置にこれ・それ
届かない位置にあれ・どれ
指示語をこそあど並べたところで
指示できないところに状態の肝要はあるわけで
ごしゅーしょーサマ♪
お悔やみモウ★シアゲル
www
ばら ばら ばら
ばら ばらばら
ばら ばら
ばら ばら ばら
ばら ばら
ばら ばら ばら
アハハハハのハッ
ばらばらなのだつまり
それ以上に言いたいことなどない!
言わない言えない言うまい言うものか!
mg(^Д^)
集めるな列べるな分けるな名づけるな
それで支配でもできたつもりか
整然たる眺めを悦に入って
そのココロは?
何を生むというのだね
【死ねとは言わない。】
あなたがいる限り私は
飲んだコーヒーは四千円分と真綿の味がした。
電話の口上はあながち嘘ではない、と言い聞かせるファストフード。
遠くへ行くこともできなくてくすぶる冗長を忌んでくださいこんなトコロと卑下する資格もないのです、などと憂鬱なふりをしよう。
いたみ続けるふくらはぎを黒衣で包むのは欺瞞だろうかそれとも尊厳と過言ではないか、迷う指はせめてものひょうきんさにさらに深く沈んでしまうので、あの列車を止めたいと舌先だけの願望に縋り付いてみた。状況は改善を放棄するけれど。
資格などと嘯くのももはやおこがましいのだ、そんなことは分かっていると怒鳴りつける対象はいつだって決まっているだろう。
謝ることは喉の奥に詰まった小石を吐きだすことに似てひどく億劫だと、なぜ気づいてくれないのか。礼よりも先に何が飛び出すかわからないから睡眠のせいにしていつだって変わらない悪夢に面倒を押し付ける態度。
わかっていないからもがくのではない。
わかるからうごかないのだ。
いつかの朝に、私は閉じていた口を開く。最初で最後の言葉を向ける相手は、わかりきっているのだ。今でさえ。
だって一人しかいないんだ
擬人化して吐き気をもよおすだけなんだ
自己嫌悪
蔵出し 藤猫くする @ksr_723
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