熊と踊る

さいきん 調子はどうですかって

どうもこうもねえだろ今さら。

百姓 百姓って呼ばれてきまして

生活保護は保険証の色が。


窓のない森で熊と踊る。

でも大丈夫 生活は続く。


漆の朱と梟の青。

馬陸のように油の壺へ沈めたい。


母は 馬陸のように這っては食んで忙しい。

父は 父は母を■■■■■■■■■■■■。


債権者 債権者の曽祖父は雪山で首をくくり

祖父は 祖父は坊主に母屋をたかられ


生活保護は 保険証の色がちがうんで

百姓どもにばれちゃいますね。

そーですね。


「あああでも、行ってみるのもいいかもしんない(何に?:同窓会に)けっきょくあのとき一中(××県×町字××の?:百姓)でえらそうにしてた(してた?:百姓)けっきょく東京出てこれたの、あたしひとりだから(だから?:百姓)慈恵医大の*****……」


祖母は 与太者とフラダンスして

母に借金をつくります。

慈恵医大の附属病院に

国税庁の官吏が群れをなす。


銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑銃殺刑です。


とても穢い血液だから

いつも今すぐ根絶やしにしたくて。

とても穢い歯並びだから

今すぐ根絶やしにしてよ今すぐ。

窓のない森 火のない篝火

いつまでもやってこない生贄。

渦状銀河な臓物を提げて

昏い胸板の

堆肥の匂いに凭れ掛かり

熊と踊る。

大丈夫 生活はよくなってる。

あああ大丈夫生活は生活は*****……

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