「新劇場版エヴァンゲリオン 序」について
もはやどういうコンセプトでこの「エヴァゆる」を書いていたか忘れてしまったので、当時の世相とか思い出しながら「序」について語ろうと思う。
2007年かあ……かなり昔のようで案外そうでもない気がする。もっと2000年代前半とかだと思ってた。
でこれ、俺劇場に行ってません。
正直エヴァンゲリオン卒業してましたね。
アニメ自体全然見なくなっていたし、じゃあ当時何にはまっていたかっていうと、うん社畜だったわ。なんかバイトかけもちしたりしてくっそ忙しかった記憶がある。
いやなんというか記憶がない。
2007年の記憶がない。あかん語りようがないじゃん。
たぶん新劇場版に気づいたのは相当後で、気づいたときには公開が終わってた。
まあいうて内容を知ってる作品だしね。
でたぶん、DVDは買ったんだよ。ギリギリプレステ3が出たばかりとかでおれBD再生機器持ってなかった。
だからここからはDVDを見た時の感想になるわけだ。
初めて見た時の劇場版のヤシマ作戦はかっこよかったなあ。ラミエルの形状変化も斬新だったし、そのあとの鮮血シーンも衝撃的、でこれは映画館で見たほうがよかったわと感じた。
ストーリー的にはほぼ旧作アニメ版の6話までと変わらないので、語ることは何もない。「序」の感想はただただ、ヤシマ作戦がかっこいいに尽きるのだ。
細かい部分はあるけどね、いきなりアダムの存在がシンちゃんに示されるとか、リツコさんのハイレグ水着の登場シーンがないとか、カオルがもう出てくるとかね。
あとは気になるのがミサトとゲンドウの関係性、ヤシマ作戦中一度目の狙撃の失敗でゲンドウがシンジを下ろさせようとするなか、ミサトが、「彼は自分の意思で載っています、彼に託すべきです」っていってそれを受けてゲンドウも黙ってミサトの言うことを聞いたあたりは、結構注目のシーン。
思い出して考えると、新劇場版って、ミサト、ゲンドウ、シンジのやり取り多いんだよ。ミサトとゲンドウの間で揺れ動くシンジの気持ちっていうか、シンジの成長を描くみたいな。
このシーンて、たぶんこれから続くミサトとゲンドウの因縁のスタートなんだろうなぁと思う。
あぁそうかたぶんそういうテーマなんだ新劇場版は、庵野監督に子供がいるかどうかは知らないが、子供が自分になつかなくて母親(安野モヨコ)の方にばかりなついてしまうみたいなコンプレックスを描きたいのかもしれない。
旧劇版は庵野の結婚前のコンプレックスの話で、今回は結婚後のコンプレックスの話なのか?
で2007年になってくると作者の映画の味方がだいぶ昔と違う。昔は映画はストーリーが大事なんだという見方だったけど、映画というのはシーンを楽しむものであって、ストーリーがむしろおまけであると気づいた。
そうすると一見つまらなそうな映画もどんどん面白くなる。
このシーンをこう見せたいんだという監督の意図がわかると、映画は本当に面白い。というかそれを知らずに映画を見てた2000年前半くらいまでのおれをどうにかしたい。
エヴァンゲリオンは本当にシーンの集大成、一番すごいのは後述する「破」であるのだけど、この「序」も見どころあるシーンで埋め尽くされてる。
やっぱエヴァはかっこいい。
ちなみにそこまで繰り返し序を見たわけでもないのにやたら、序のシーンが印象的なのは、名器パチスロエヴァンゲリオン2「まごころを君に」で、序のシーンが流れるとボーナス確定だからである。
うったなあ、まごエヴァ。
そうかあの頃の作品だったか。
むしろまごエヴァの記憶ばかりあるは。
左にチェリーがとまって、右が止まらなかったときの興奮。
あの頃のビスティはえらい。
ストーリーはともかく、エヴァンゲリオンはシーンの見せ方がうまい、それゆえにパチンコ、パチスロでも扱いやすく、様々なエヴァパチが作り出されたのであろう。
ちなみにパチンコエヴァはもう10作以上出てます。
Qのシーンとかもう使われ過ぎてすべて見飽きてる人も多いでしょう。
そういえば、エヴァの旧劇版っていうのは製作委員会方式っていっていろんなところから出資者を募って、それで映画を作っていて、そもそもその製作委員会方式を最初に始めたのもエヴァだったような気がするんだけど、新劇ではそれもやらずに独自で資金を集めて映画を作ったらしい。
で、これもエヴァの罪だと思うんだけど、これ以降、アニメをパチンコにする、そのメーカーの出資で映画を作るって方式がエヴァ以降ガンガン生まれたんだよね。
マクロスFとかまさにそうだし。
まどマギもたぶんパチスロ資金失くして映画は作れなかったんじゃないかな。
なんで、アニメーパチンコー映画っていうのがなんだか鉄のトライアングルみたいになってしまった。
パチンコが衰退すると、アニメも廃れていくかもしれない。考えすぎかな?
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