橋本圭以様
ますます面白味が増すこのエッセイ! ますますハマります。
時代や価値観の変遷と共にファッションも変わってゆく……否、ファッションの変遷と共に……? どちらにしても、これらは連動していると思いました。
特に、男らしさの象徴、ブラゲッタ! これは現代では少し滑稽な感じもいたします。
ところで、現代の雨具として用いられるカッパは、この時代の兵士が着用していたフード付きの短いマント(カッパ)から来ているのでしょうか?
服飾のルーツが西洋中世にたくさんありそうな気がします。
作者からの返信
ブラゲッタ、滑稽ですよね。当時の女性にも「バカじゃないの?」とか言われてたんだろうな~。というかイラスト描くときに困るんですよね。ちゃんと描いたら笑えるし、センシティブ案件だし、ついてそうなのに描かなかったら嘘になるし。
>カッパ
そのとおりだった気がします。念のためググってみたら、同じ意味のポルトガル語から日本語に入ってきたみたいです。西洋のマントは明治の日本人には斬新な感じに映ったでしょうね。
女性には不評でも、それでも男性陣は固執する……www
なんかもうバカだよなー、そんなに大きさ自慢したいんかい、ってツッコミどころ満載(/・ω・)/
でも、たまーにありますね、異性には全くもって不評なのに、やけに盛り上がるファッションって。日本だとあれ、ヤマンバギャルとかがそうだったんじゃないかなー。ふつうはファッションってやっぱり多少なりともモテを意識するもんだと思うんですけど、ブラゲッタに関しては、同性間で張り合うアイテムだった、ってことでしょうか(・・?
それにしてもこの回、得も言われぬコミカルさがあって、くすくす笑っちゃいましたv
作者からの返信
ここは笑ってもらいたかったので、満つるさんに笑ってもらえてよかった~。
立った〇〇〇=男性性のシンボル→かっこいい
みたいな感じでファッションに取り入れたのかもしれないですね。これの形の護符とか、古代にありますし。装着すると強くなった気がするとか。(たぶん違う)
私は自分でかっこいいと思ってつけてたのかな~と思ってましたが、張り合ってたんですかね(・・? 相手が大きいのを装着してると劣等感を感じたりしたのかな。女性で言うならFカップにマウントとられてるような気がするのと同じ心理でしょうか(被害妄想)
今回も興味深い考察が多く読んでいて面白かったです。ありがとうございます。
16世紀に黒が流行ったのはイエズス会の設立が影響しているのでしょか?
彼らは修道士であり、軍隊、騎士の様な側面があったと本で読んだ覚えがあるのですが、もしかしたら黒がチームカラーだったのかもしれませんね。
そう考えると設定がラノベ的ですよね。
作者からの返信
こちらこそコメントありがとうございます。一説にはまずスペインで黒が流行し、それがヨーロッパに広がったと言われています。当時のイタリアは文化的にも政治的にもスペインの影響下にありました。流行の発端については分かりませんが、イエズス会の設立ももしかしたら関係あるのかもしれません。
イエズス会、ラノベ的ですよね。優れた諜報活動を行っていたところも厨二心を刺激します(^ω^) 厳重に隠されていたはずの豊臣秀吉の死の経緯がイエズス会の報告書には詳しく載っていたりとか……
やはり時代によって変化するファッションは面白いですね☆
それに裏地にこだわるのは世界共通みたいですね~。
そのB級映画。見てみたいです♪
1100年代のフランス騎士が現代に転移してしまう映画なら知っています。
「おかしなおかしな訪問者」っていうんですけど、主人公がジャン・レノなのに完全コメディ映画なんです!(博識な橋本さんなら知ってそうっと思ってコメントしましたw)
あと、映画レビュー的なエッセイも期待してしまう巧みな文章でした。
機会あれば映画レビューエッセイも、ご健闘下さい☆
作者からの返信
「おかしな~」、タイトルは知っていましたが見たことはないんです。ジャン・レノでしたか! あの顔で大真面目にコメディをやられたら、もう想像しただけで面白いです(笑)
中世ものの映画って、よく登場人物全員がやけに清潔そうな新品の服を着ていて興ざめしてしまうんですが、「もう泣くしかない」では色褪せた衣装を使っているところに妙なリアリティーがありました。
えーっ((((;゚д゚)))) めっきり映画館に行かなくなって最近ではアベンジャーズしか追いかけてないのに、映画レビューエッセイはハードルが高いですw
ブラゲッタなるファッションがあったのは知りませんでした!
そして思わずヘンリー8世の肖像画をググってしまいました(笑)
なるほど、確かに股間に意識を向けると妙なデザインの服だなぁと思いますね(^_^;
私も「もう泣くしかない」めっちゃ観てみたいです!!
作者からの返信
ググってしまいましたか……w
ヘンリー8世の肖像画は例として挙げるにはあまり目立たないブラゲッタだったかもしれません。もっと露骨なのはこれですね↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9#/media/File:Giovanni_Battista_Moroni_009.jpg
色合いが衣服と同じなので気づきにくいのですが、気づくとガン見してしまいます(笑)
「もう泣くしかない」はほんとに楽しい映画で、どうして日本で公開しなかったのかと配給会社を正座させてお説教したいです……
時代によってファッションのトレンドも変化するのは「昔から」といったところですが、その流行に乗って皆も真似しようという日本人的発想と、できることなら流行の基本は押さえておいて他人とは別の個性を出したいと貪欲に工夫を凝らすイタリア人的発想の違いが顕著に出てますよね。この差がファッション王国イタリアと言わせる所以でしょうなぁ☆
作者からの返信
トレンドで思い出しましたが、日本の女の子は数年前から皆ダボッとした服を着てますよね。体の線が見えないようにしているのかもしれませんが、それぞれの体型がもっときれいに見える服を着ればいいのにもったいないと思うのです。
イタリア人ですか? 私の周りにはお洒落な人がいないので大したことは語れないのですが、ちょっとセレブな店に入っていく人はやっぱり洗練されてる感じがします。まあ自分には無縁なので「別世界だなあ~」と眺めるだけですが(笑)
まるでどこかの部族がつけている╰⋃╯カバーみたいですね。
あれも守る役目は果たさず誇示しているのだったと記憶します。
しかし股間を故意に膨らませて町中を堂々と歩いていた時代があったなんて(笑)
「おまわりさーん」って呼んでも、やってきた警官も股間を膨らませていたら、もうどうにでもなれw と思ってしまいます(笑)
作者からの返信
ありますね、╰⋃╯カバー! 16世紀の◯ん◯んカバーは中にブツは入っていませんが、似たようなものかもしれません。
ブラゲッタがち◯こ型になった理由については、性病に感染すると尿道から膿が出るのでそのために患部に布を巻いていたのが起源だという、根拠があるのかないのかよく分からない話を読んだことがあります^^;
公然猥褻ものなのに規制されなかったのが本当に不思議です(笑)
ファンタジー小説など自分も昔から大好きですが、現実の中世の奇矯な服装などは海外の映画や史実をもとにした一部の漫画でしか見ない気がします。
やはりファンタジーは幻想の物語であり、西洋風なのは遠い異郷だからこそ幻想が遊ぶ余地があるからかもしれません。
逆にアメリカなどでは忍者が大人気であり、刀大好きな人が多いみたいです。
洋の東西かかわらず、人は幻想的な異郷に心を躍らせるのかもしれません。
マルコポーロなどは地域風俗が生きる時代に海外を回ったわけで、刺激的な出会いが多かったことでしょう。
作者からの返信
西洋風のファンタジーに出てくる服装は中世から19世紀くらいまでの流行が混ざっている印象ですね。指輪物語とかの古典的なファンタジーのイメージが受け継がれて「西洋中世風」なファンタジー世界が作り上げられているのかなあと。
日本といえばハラキリ、刀のイメージですよね。ハリウッド映画でも刀で戦う「日本人」が登場しますねw ヘンテコ日本人のイメージは更新されずにもはや定着してしまったようですが、言われてみますとあれもファンタジーの一種なのかもしれません。
見たい! 見たいですその映画!!(笑)
1492年といえばコロンブスが新大陸を発見した年ですね!
その頃にフィレンツェでは◯ン◯ンカバーが流行っていたのですね、とても興味深いです!
ファッション、風俗というものは時代時代で変わりますよね。
日本でほぼ同じ時代の戦国時代、衆道は武士のたしなみだったとか……
織田信長が小姓時代の前田利家を可愛がった話をしたら、周囲の武将が「この果報者が!」と悔しがったとか(^_^;)
古今東西の風習を調べる仕事って、面白いでしょうねえ。
作者からの返信
映画の中でも「コロンブスがスペインから出航するから会いに行くぞ!」となったりしますw ほんとに楽しい映画なので日本で発売してほしいのですが。実はyoutubeに丸ごとあるんですが、字幕がないんです……
ち◯ち◯カバーが登場する問題の場面はこちらです↓w
https://youtu.be/2uYXAIbKQU8
前田利家をぐぐりました。周りが羨ましがったということは子供時代は美少年だったんでしょうね~。キリスト教圏では教会に禁じられて常に背徳感がつきまとうものでしたが、日本の戦国時代では割とオープンだったのでしょうか。そういうのも調べたら楽しいかもしれないですね。
章タイトルの組み合わせに、「⁉」となっておりました。
何が、「もう泣くしかない」のだろうと(*ノωノ)
黒って、中世では高貴な色だったのですね~。勉強になります(*´▽`*)
作者からの返信
謎のタイトルにしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m どんなタイトルにするか悩みすぎて考えるのが面倒になった結果ですw
黒は鉄、錆、強酸などの混合物とタンニンの豊富な物質を用いました。紫に比べると染料は高価ではありませんが、黒は布地をあらかじめ青か黄褐色に染めなければいけないので染色が難しかったそうです。
>ボサボサ頭=ザッゼローネ
カッコイイ!!(前話を引きずっている)
ものすごく詳しく書いてくださって、すごく参考になります……!
カッパを昼間から来てる兵士以外はチンピラ!? なぜ! 短いマント好きなのに、馬乗ってるとき以外は着せちゃいけないのかあ。
ブラゲッタが当時の女性にも不評である事実は、なんだか心を落ち着かせてくれます。
>髭を生やしている男はフィレンツェには2人しか
どこからどう集めた情報なのかww
ご紹介の映画が気になりすぎます。日本で観られないのが残念ー(+o+)
作者からの返信
短いマントかっこいいですよね! 長いとたぶん剣を身につけたとき邪魔なんでしょうね。
カッパを昼間から着てるとチンピラなのは、当時の男性の正装が長い衣服だったからかもしれません。長衣=現代のスーツというか。
彫金師のベンヴェヌート・チェッリーニが八人委員会に呼び出されたとき、裁判官はみんな長衣だったのに彼はカッパで出廷したので白い目で見られた、という記述が実際に残っています。
でも創作で短いマントが登場しても何の問題もないと思います。どうぞ短いマントキャラを活躍させて下さい。
ブラゲッタはどこからどう見ても笑えますよね。この感覚は昔も同じだったみたいです。
>どこからどう集めた情報なのかww
私もそこに突っ込みたいですw
映画、ネトフリあたりで配信されないかなあ~。