最終話

「私のお母さんとお父さん、離婚しちゃったんだ。お父さんはもう連絡もしてくれなくなっちゃって、お母さんはもう他の人と付き合い始めちゃって、生きるのも全部嫌になっちゃったの。だけど、カイト君に会えてよかった。ありがとう。私も、君が好きです。」


もうしばらくすると、日が登ってきた。

「あっ、帰らなきゃ。」

「そうだね。」

「じゃあまた後で。」

「うん。」

「カイト君。」

「どうしたの?

「ありがとう。」

      

               

               終わり

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要の悲しみ ジンキ @JINKUNYOMU

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