毎日をただ、流されるままに過ごしていたイブロ。古代兵器として自分の使命を探さなければならないチハル。二人がどんな生き方を選ぶのか。兵器のチハルが人として成長していくとともに、イブロもまた、自分の在り方を変えていく。二人の成長を見守りたい、素敵な物語です。
世を拗ねたように暮らすイブロが出会ったのは、心を持たぬ古代兵器の少女。彼女の目を取り戻さねば世界は火の海になると告げられ、二人は旅に出ることに。イブロは少女に心を与えたいと願い、人としての振る舞いを教えます。心を教えるということは、自らの心を開くこと。イブロもまた、少女と関わることで己の過去と向き合い……優しくて、切なくて、希望に満ちた物語です。中年のおじさん、カッコいいですよ♪お薦めです!