料理上手なお嫁さん(旦那さん)がほしい!こんな思いを持つ人は多いと思います。誰かに「つくってもらう」ご飯って、なんであんなに美味しいんでしょう。そして、「おいしいね」って、言ってもらえることは、作った人をどれだけ喜ばせることでしょう。お嫁さんがご飯を作って、旦那さんの帰りを待っている。二人で一緒にご飯を食べて、「おいしいね」って、言いあう。ここから始まる無限の愛とおいしいご飯のお話です。
何話読んでもいつも新婚っぽい雰囲気は、むしろ夜に読んでニマニマしたいところなのですが、なにしろこの作品、飯テロ感がハンパない……夕食後に読むと、もう一食たべたくなっちゃうかも?なにげにレシピの解説的な会話もあったりするので、晩ごはんの食材を買いに出る前に読むのが吉かと(でも読むと簡単そうに思えても、けっこう手際のよさが必要とされる料理もあったり)たぶん各話読み終わる度に、美味しい料理と初々しいふたりに「ごちそうさま」と言いたくなるはず
お嫁さんの伊緒さんがつくってくれるごはんがとても楽しみで――。夫婦二人の仲の良さと、おいしいご飯が魅力的な、とっても心癒される連載です。ごはん小説大スキーとしては、とっても読んでいて幸せになりました。文章も読みやすく、料理の描写は白眉です。これからもどんなメニューが出てくるのか、わくわくして待ちたいです!