第6話 スイーツルーム
「相変わらずメルヘンチックな部屋だよなぁ」
長い階段を上がり、二階の僕の部屋に入るなり、柊斗くんが少し後ずさった。
「女子の部屋だったかと思って、毎回一瞬ビビるわ」
ドアを開けると目に飛び込んで来るのは、マカロンや飴の柄が入ったカーテンや掛け布団、棚に並ぶイチゴやチョコ等30種類以上のパフェのフィギュア。
部屋中が甘さで溢れていて、ここが男子の部屋だと気づく要素は、小学生の頃から使っているカッコイイデザインの学習机や昔好きだった少年誌のキャラクターのシールがペタペタ貼られた家具くらいだ。
家族と柊斗くん以外には絶対言えない僕の秘密。
僕の自慢のスイーツコレクション。
どんなに疲れて帰って来ても、この甘さで溢れた部屋で冷たく甘いアイスを食べればそんなものは一瞬で吹き飛んでしまう。
柊斗くんがベッドに置いてあるビスケット型のクッションをぼふぼふと叩きながら「烏谷に知られたくないなら、もうちょっと気をつけろよな」と愚痴をこぼした。
僕らはファミレスで犯人を見つけるために動き出そうと一致団結し(柊斗くんは未だ不満そうだったが)、その帰り道でもまだ興奮が冷めていなかった。
「水無瀬くんが協力してくれるなんて、本当に頼もしいわ。今私にできることがないのがもどかしいのだけれど」
前を歩いていた烏谷さんが後ろを振り向き、ふふっ、と控えめに笑う。
いつも人との間に壁を作る彼女がこんなに心を許した表情をしてくれるのが心底嬉しくて、とびきり大きなイチゴパフェを平らげたばかりで気分がハイになっていたというのもあり、普段の僕だったら絶対しないであろう提案をする。
「じゃあさ、2人とも今から僕の家で一緒に『WHITE MAGE'S CAVE』、見ない?」
「それはいいわね!早速今回のマルウェアのこと知ってる人がいないか聞いてみましょう」
僕もいよいよ覚悟を決めて投稿しないといけないかぁと、ワクワク半分怖さ半分の何とも言えない気持ちに浸っていると、隣から柊斗くんが、おいおい、と小突いてきた。
「烏谷にあの部屋、見られてもいいのかよ」
耳元で囁かれたその言葉の意味が一瞬分からなかったが、今の自分の部屋を思い出し、さっと青ざめた。もしあのスイーツだらけの光景を見たら、烏谷さんはきっと引いてしまうだろう。「あなた、こういう趣味があったのね」と僕に冷ややかな視線を送る彼女の姿は容易が想像ついた。
せっかく少し仲良くなれたのだから、軽蔑されるようなことは絶対に回避しなければならない。
「あ、でも、もう遅いから女の子は早く帰ったほうがいいよね」
あたかも今ふと気づいたかのように烏谷さんに言葉をかける。
実際、既に19時を回っており、辺りはすっかり薄暗くなっていた。僕の部屋のことは置いておいても、最近は物騒な噂も色々と聞くし、こんな暗い中をこんな可愛い子が一人で歩いていたら危ないに決まっている。
「それなら、電話すれば家の人が迎えに来てくれるから、気にしないで」
僕にしては上出来の言い訳を呆気なく破る彼女に、思わず顔が固まった。他の断り方なんて、思いつかない。
困って柊斗くんの方をちらっと見ると、しょうがないな、といつものようにため息をついた。そして、そのまま気だるそうに烏谷さんの横に回る。
「烏谷、耳かせ」
「何!?いやよ、誰があなたなんかに……!」
彼は反抗する彼女をひらりとかわし、耳元で何かをボソボソと話し始めた。すると、毛を逆立てて威嚇していた烏谷さんの表情がみるみるうちに曇っていき、何か痛々しいものを見るような目で僕を見つめてきた。
「水無瀬くん、あなた……」
「柊斗くん、彼女に一体何を吹き込んだの!?」
僕の問いは見事にスルーされ、代わりに背中をバシバシと叩かれた。
「心配すんな、湊太がちゃんと投稿するかはオレが見張ってるからさ!」
そして、烏谷さんを彼女の家の近くまで送った後、結局柊斗くんだけが僕の部屋に来ることになったのだ。
「ほんと、何言ったのさ。あの烏谷さんの顔が今でも脳裏に焼きついてるよ……」
「オレはこのコレクションのことも伝えてないし、何か嘘を言ったわけでもないから、安心しろって!」
全く信じられないんだけど、と彼を睨むと、「なんだよその目!」と脇腹をつついてきた。
彼の次々繰り出される攻撃を防ぎながら、胸がもやっとするのを感じた。
本当は僕だって自分の好きなものを堂々と好きと言いたい。
今の時代は幸運なことに多様性が認められてきて、男らしさや女らしさに縛られることは少なくなってきた。スイーツの味や見た目が好きな男子なんて何の珍しさもなく、世間にはあっさり受け入れてもらえるだろう。だけど、特定の一人に受け入れてもらえるかは、また別問題だ。まして、今日初めてまともに話したばかりのクラスメイトの女の子に打ち明けるなんて、できるはずがない。
僕の脇腹を狙うのを飽きた柊斗くんが、後ろの床に手をついて息を落ち着かせる。
「……さ、ちゃっちゃとそのホワイトなんとかってサイトに書き込みしようぜ」
どうして皆あの格好良いサイト名を、”ホワイト”までしか記憶できないのかと不満に思ったが、渋々頷く。
「そうだね。あ、でも下で母さんが呼んでる。お菓子かな、ちょっと待っててね」
「おう」
柊斗くんはひらひらと手を振った。
器いっぱいのお菓子と飲み物を持って部屋に戻ると、柊斗くんがパフェコレクションの横に置いてあるどら焼きのキーホルダーを真剣に見つめていた。甘いもの苦手の彼が少しでも興味を持ってくれているのならこの上なく嬉しい。
「お前さ、今何かハマってるものとかねーの。趣味とかさ」
戻って来た僕に気づいた彼が、唐突に真顔で尋ねてきた。
「趣味?うーん……今柊斗くんが見ているスイーツとか?」
「そうじゃなくてさ、もっと、他の辛いこととか全部忘れて没頭できるようなものだよ」
甘いものを食べたら何もかも忘れられるけどなぁと悶々としつつ、別のものを探す。
うーん、と考えながら部屋の真ん中の丸い机に持って来たお菓子と飲み物のグラスを置いた。
「知ってると思うけどパソコン触ってるのは昔から好きだよ。最近は、『WHITE MAGE’S CAVE』での会話に追いつけるようにずっとセキュリティのこと調べたりしてたから、それも趣味といえばそうかな」
せっかく適当な答えを返すことができた手応えを感じたのに、彼はどこか腑に落ちない表情をして「うーん」と唸っている。
一体どういう返しが正解なのかと疑問に思い、聞き返す。
「そういう柊斗くんの趣味は何なの。やっぱりバスケ?」
「……そんなとこかな。で、それがいつも学校にも持って来てるパソコンだよな?早く開こうぜ」
僕の質問は軽く流して机の上のパソコンを指差して急かす姿に、彼のそういうところ見習わなきゃな、と心から思った。
3日ぶりに開いた『WHITE MAGE’S CAVE』では、いつもと変わらずそれぞれのジャンルで活発な議論や会話がされていた。
今まで毎日のように覗いていたこのサイトをしばらく開いていなかったのは、あのマルウェアの事件が起きてから、結構なショックを受けてしまい、気力が出なかったからだ。ここを見て知っていたのに何もできなかったという自分の無力さを再認識してしまう怖さもあるが、それ以上に、あの悪意の塊のマルウェアについて(もちろん解析対象等としてという意味だけど)誰かが楽しそうに話しているのを見たくなかった。
しかし、今はそういったことを気にしている場合ではない。
何て投稿したら一番有益な情報を得られるのだろうかと頭の中で必死に思考を巡らせる。そして、考えれば考えるほど、不安が次々増えていく。
まだ世間に出回っていないだろう情報なのにここに書いて大丈夫なのだろうか?このサイトをもし今回のマルウェア作成者が見ていたら個人を特定される可能性もあるんじゃないか?僕がこんな勝手なことをして、専門の人たちの調査を妨げることになってしまったら?
どんどん大きくなる不安の渦に巻き込まれ足が地についていないような浮遊感に襲われてしまい、キーボードの上に乗せている手がわずかに震えた。
そんな僕の隣では柊斗くんが、甘いもの嫌いの彼のために用意したポテトチップスうすしお味をバリバリと食べながら画面を見ていた。
「これが、いつも湊太がオレの昼飯の誘いを断ってこそこそ見てたサイトかぁ」
「……そのことは本当、ごめん」
沈んだ表情で俯くと、柊斗くんは「いいっていいって」と、笑いながら僕の背中を叩く。本日2回目の背中バシバシだ。
そして、彼は視線を再び画面に戻し、小さな文字を指差した。
「このさ、こいつが言ってる”キーロガー”って何?」
「……えっと、僕たちがキーボードでどのキーを打ったかっていう記録を残す機能のことで、これが悪用されちゃうと、自分が打ったキーが全部悪い人に見れる状態になったりして、例えばSNSにログインする時のIDとパスワードがバレちゃったりするんだ」
「へー、じゃあ、この、"きよわせい”ってやつは?」
「それは、
「湊太、そんな奴だったのかよ……引くわ……」
「だから!例えだよ!そんな犯罪行為できたとしてもしないって!」
勘違いされてしまったらたまらないと、息を荒げて反論するが、柊斗くんはふっ、と噴き出し、「わかってるよ」と優しい声で言った。
「さっきセキュリティのこと趣味って言ってるの聞いた時さ、そんな勉強みたいなこと楽しいのかよって疑ってたんだ。でも、目を輝かせて話してる湊太を見てたら本当に好きなんだなって伝わってきた。なんか安心したわ」
「柊斗くん……!」
「あと、オタクが自分の好きなことを話すときに
「柊斗くん!」
彼の言葉にいちいち喜んだり怒ったりして疲れを感じてきたが、気がつくとさっきまで感じていた嫌な浮遊感はなくなっていた。彼との会話が緊張をほぐしてくれたのだろうか。
少し元気を取り戻して、再び画面に目をやった。
マルウェアのチャット欄を見ると、今はちょうど最近流行りのIoTに感染するマルウェアの動向についての話で盛り上がっていた。Webカメラ等のIoT機器はデフォルトで設定されているパスワードをそのまま使っている人が多いために被害が急速に広がっていると話題になっている。
この中に突然違う話を放り込むのはなかなか度胸がいる。だけど、ここはネットの世界だ。必要以上に空気を読まなくたっていいし、新しい話題をどんどん提供していってなんぼじゃないか。
「僕……、書くね」
柊斗くんに見守られる中、僕はおずおずとキーボードを叩き始めた。
感染した時のことを必死で思い出して、書いては消してを繰り返して散々悩んで、一応納得のいく文章を書き上げることができた……、と思う。
あとは、ほんのちょっとの勇気を出せば終わりだ。
唾をごくんと飲み込み、柊斗くんに最後の確認をする。
「投稿するよ」
「おう」
一瞬、静寂に包まれた。聞こえるのは僕と柊斗くんの息遣いだけ。
震える手を抑え、マウスに人差し指を下ろす。
カチ。
目の前に最新投稿として、僕の書いた文章が浮かび上がる。
『
DMとは、ダイレクトメッセージの略で、個人宛に直接メッセージを送る機能のことだ。こう書けば、もちろんチャット上でもこのことについて話し合われるだろうが、一歩踏み込んだ情報を持っている人は僕にDMを送ってくれる可能性が高い。そうすればマルウェア作成者がこのサイトを見ていたとしても、僕がどのくらいの情報を手に入れたかは分からず、警戒されにくいはずだ。
”ゆづき”という名前の人の元にメールが届いているかもしれないということは、まだ確証はないし、同様に警戒されてしまうと思って載せなかった。
書いても良さそうなこと、書かない方が良いことの選別が本当に難しい。
こんな文章で伝わるのかとか、投稿のタイミングは本当に今でよかったのかとか、色々と思うことはあるけれども。
何はともあれ。
「書けたー!」
両手を上に伸ばして緊張でガチガチに固まっていた肩をほぐす。
柊斗くんが横から「ほら一杯飲めよ」と僕のオレンジジュースのグラスを差し出し、僕らはジュースとお茶でカチンと乾杯をした。
甘さの中にちょっぴり酸味の入った極上の果汁が身体中に染み渡る。
よくドラマとかで観る、仕事終わりに飲みに行くのって、こういう感じなのだろうか。
「なんか、いざ書いてみると意外とあっさりって感じ。何であんなに重く考えてたんだろう。他のSNSと同じなのにね」
「専門の話をしている中に入っていくのは誰だって勇気いるだろ。ま、これで何か情報入るといいよな」
「うん!」
僕が笑顔で応えると、柊斗くんはおもむろに立ち上がり、僕のマカロン柄のベッドの上に倒れ込んだ。
不良っぽい見た目の彼がスイーツに包まれて、そのちぐはぐな光景に思わず、くすりと笑みが漏れた。
思えば、今日一日、彼はずっと隣にいて、僕のことを庇ったり励ましたりしてくれていた。彼のおかげで一歩踏み出せたと言っても過言ではない。
「柊斗くん、本当にありがと」
ベッドの淵に腰掛けながら感謝の言葉を伝えると、彼はピンクのマカロンに顔を埋めながら「おう」と小さく呟いた。
その様子を見て一息つき、さっき文章を書きながら思っていたことを吐き出した。
「それにしても"I LOVE U"って告白してきたと思ったら全ファイルを暗号化してくるなんて、ひどいラブレターだよね」
うつ伏せに倒れていた柊斗くんが、顔だけこっちを向く。
「ラブレターなんて書いたこともないくせに何いっちょ前に語ってんだよ。あれが届いたのが小山内だっけ?封を開けてみたら実はあいつ宛の手紙ではなかったってことだろ」
その言葉に、そうだった、と思い出し手をポンと打った。
「本当に届けたい相手に届いたかどうかは、あの”WHERE IS OUR FIRST PLACE?”っていう質問に答えられるかどうかで見分けてるんだね。あの答えさえ分かれば、犯人にグッと近づけるのになぁ」
あの時、周りに急かされて何か打たなきゃと適当に”PARK”と答えて、見事に間違ったことを思い出した。英語の授業の例文でやたら公園が出て来るから、一番頭に残っていた単語だったのだ。
その後は2人でお菓子を食べながら、何の単語が答えなのか当てずっぽうに言っていったり、小山内さん大丈夫かなと心配したり、まだ明日の数学の宿題やってなかったとか、取りとめのない話をしていた。
すっかり話に夢中になっていて時間のことを忘れていたが、ふと壁の時計を見てギョッとした。
「もう20時半過ぎてるけど、家帰らなくて大丈夫?うちはいつもご飯は21時過ぎだからいいけど、柊斗くんは家族の人待ってるんじゃない」
「うちは皆好き勝手やってるからいーんだよ。お菓子もらったから腹もいっぱいだし」
柊斗くんはそう、ぶっきらぼうに言い放ったあと、少し考えたそぶりを見せ、むくっと起き上がった。
「でもまぁ、あんまり遅くまでいても湊太に迷惑かかるし、そろそろ帰るわ。サイトの方は、1通でもメッセージ来てるか?」
「うーん、どうだろう」
僕は、さっき書き込んだばかりだしまだ来ていないと思うけどな、と渋々立ち上がり、マウスを動かしてパソコンのスクリーンセーバーを解除した。
チャットの最新投稿には、さっきの僕が書いた投稿は見当たらない。きっと、別の話題が出てきてそっちに皆の関心が集まり、流れてしまったのだ。しょうがないけど、ネットの世界ではよくあることだ。
「柊斗くん、ダメだったよ。チャットは違う話題になってるし、DM(ダイレクト・メッセージ)も……」
せっかく頑張って書いたのになぁとうなだれつつ、僕宛に届いたDMのアイコンの上に書かれた数字に目をやって、固まった。
「15件……?」
状況が理解できず、自分の目がおかしくなったのではないかと疑ったが、そこには確かに「15」という数字が記されていた。
DMなんて多くて2件来れば最高だと思ってたのに、一体この数字は何なんだ。
サイト側のバグ?いや、このサイトに限ってそんなことはないはずだ。
もしかして。
嫌な予感がして、先ほど高速でスクロールしていた「マルウェア」のチャット欄をよくよく見て、ゴクリと唾を飲み込んだ。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
『そのマルウェアは初めて聞いたかも!まだ感染件数少ないのかな?』
『ランサムウェアみたいな挙動すんのね。ファイルを元に戻す方法が示されてないからタチの悪さはこっちが上か』
『何のOS使ってたの?感染端末のスペックkwsk!』
『結構前に似たようなLOVE LETTERのマルウェア流行ったよなぁ、あれはもっと凶悪だったけど』
『リバエンしてぇ』
『メールの本文はどんなんだったの?』
『マルウェアってかっこつけてるもの多いよな』
『ここに書き込む前に然るべき機関に報告したんですかね』
『湊さんビビってるから皆餅つけw』
『マルウェアを除去する前にどこにどんな通信発生してるか見てみました?検体があればウイルスのデータベースにアップロードして既知のものか確認できますしやってみたらいいかもしれないですね』
『これ聞いたことないんだけど、私も知り合いが感染しましたよって人いないの?』
『ウイルス対策ソフトには引っかからなかったのか』
・・・
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
首元に嫌な汗がつう、と流れた。
次々と目に飛び込んで来る文章は全て、紛れもなく僕の投稿についての話だった。
SNSに何かを投稿するということは、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で叫ぶようなものだとは、よく言ったものだ。
こっちに見向きもせずせかせかと歩いていた人たちが、僕がふと漏らした発言によって周りにわっと集まってきて、僕を中心に言葉の投げ合いを始める。
そんな状況が、ちょうど今ここで起こっている。
後ろからかかる「湊太、どうした?」という心配の声は僕の耳には届かず、ただ、”炎上したりバズったりした人ってこんな気持ちなんだろうな”とぼんやりした頭で考えていた。
僕のサイバー犯罪記 Owl @Owl0u0
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕のサイバー犯罪記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます