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是対絶命のピンチになった次の瞬間、あなたの頭上から落石が大量に落ちてきて、屈強な戦士達は退却を余儀なくされる。
「ね、言った通り」
何が起こったのかまだ状況が掴めない中、あなたの目の前にあの少女が立っていた。
「これは、まさか……君が?」
呆然としながらあなたが問いかけると、彼女はニコリ笑って首を縦に振る。どうやらお得意の魔法を使ったらしい。
「王子に目をつけられたんじゃ、もう王国にも戻れないね」
「え、いやでも……王に話をすれば」
「そんなチャンス、貰えると思う?」
「う……」
カイル王子は第二王子とは言え、国中に情報網を巡らし不穏分子を秘密裏に処分する事でも有名だ。目をつけられたと言う事はイコール死を意味すると言っても過言ではなかった。
「私と行きましょう、もうそれしかないでしょ」
「あ、ああ……」
少女の差し出された手を握ったあなたは、次の瞬間に別の場所に転移する。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886028099/episodes/1177354054886115114
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