もうね、最初の一文からゾクリと鳥肌が立ちました。
なろうの方で読んだので、黒い画面に、かなりびっくりしたんですが。(笑)
最初の一文を読んだ瞬間に、これは読むべきお話だなと分かりました。
『目が開いた。』この表現がいいです。目を開いたじゃないんですよね。能動的ではない。
でも開かされたでもないんですよね。
ここはもう、目が開いた。これ以外の表現が見つからないくらい美しいです。
雨が降ったとか、石が転がったとか、草が生えたとか。そんな誰も見ていないところで起きた、誰も知らない、ただの現象。
実際、厄災ってそんな風に始まるのかも知れないですね。
陸一さんが迷い、悩み、一言ずつ選定していったのだろう、美しい序文、堪能させていただきました。
これはもう小説と言うより詩のような美しさですね。
他の方が書いておられましたが、波のようなプロローグ、って言うのが凄くしっくりきました。
うねるように向かってくる波に飲み込まれた時、もうこの物語からは抜け出せないのだと、傍観者ではいられないのだ、共に戦わなくてはいけないのだと理解しました。
流れるように紡がれ、一分の隙もなく配置された言葉たちが、この後の冒険譚への期待を否応なく煽ります。
そして、ホントに面白いんだからずるい!(笑)
ぜひ私も物語の最後の登場人物、見届ける者として共に旅立ちたいと思います。
作者からの返信
おんたさん、コメントありがとうございます!とてもありがたいです!
最初、このプロローグは無かったんですが、ラストと直接繋がる橋のようなものが欲しくて、この序文が出来ました。
叙事詩のようなものにしたいと思い、イメージしたのは、『イーリアス』の序文です。
『彼(あるいは彼女)』の怒りから、この物語は始まります。
この先もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
いいですねwワクワクします!
あと、描写が、素敵で好きです(●´ω`●)リスペクトッス
作者からの返信
社さんありがとうございます!
わーい!社さんに褒められた~♪
物語の波の上げ下げの感じ方が、観劇している時の気持ちによく似ています。
やや戯曲寄りのテイスト実は個人的に好みです^^
文章の一節ごとに綺麗に造形された作品が出てきて、それが列を成して
物語を奏でていくのは見ていてとても心地好いです。
作者からの返信
猫マイルさん、コメントありがとうございます!
なんだかとっても綺麗なお言葉で誉めていただいて、ちょっと照れちゃいました。うへへ……。
物語作りをする人には、キャラの動きを『演技している』と捉えて描写される方と、人形劇的に『操作している』と捉える方などがいるそうですが、私はガッツリ前者のパターンのようです。
続きもよろしければお楽しみくださいね。冒険はまだまだこれからなのです。
格調高い文体のファンタジーでとても気になります。
最後まで読み勧めていければと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
特濃生搾りって感じのファンタジーになります。
よろしくお願いします。