66.公女殿下の家庭教師 感想
カクヨムコン3受賞作品シリーズ第三弾です。
異世界ファンタジー部門大賞の『公女殿下の家庭教師』です。
作者の七野りく先生は、カクヨムコンで今回紹介する大賞作品の『公女殿下の家庭教師』と特別賞の『辺境都市の育成者』と二部門で受賞したことでも話題になりました。
ここではどちらか片方だけ紹介しようかな、と思って両方の書影が出るまで待つつもりだったのですが、『公女殿下の家庭教師』の表紙イラストが出た瞬間、買うのを決意してしまいました。
表紙イラストのヒロインティナが可愛いすぎる……!
※こちらから表紙イラストが見れます
https://kakuyomu.jp/special/entry/web_novel_003#koujo
CM動画もいい感じですし、これは売れそうな予感……!!
◆タイトル『公女殿下の家庭教師』
◆作者 七野りく
◆イラスト CURA
◆レーベル 富士見ファンタジア文庫
◆発売日 2018/12/20
◆感想
社会の基準では測れない規格外の魔法技術を持ちながらも謙虚に生きる青年アレンが、恩師の頼みで家庭教師として指導することになったのは『魔法が使えない』公女殿下ティナ。
誰もが諦めた少女の可能性を見捨てないアレンが教えるのは常識を破壊する魔法授業。
導きの果て、ティナに封じられた謎をアレンが解き明かすとき、世界を革命し得る教師と生徒の伝説が始まる!
かつて「無能」と呼ばれた主人公アレンが独自の魔法理論をもとに同じく才能がないとされた公女殿下を教育していく物語。
読んでみて思ったのは、魔法の原理や世界観の作り上げ方が見事だということ。魔法発動の細かいルールや理論的に構築された魔法に説得力があって、世界観のどっぷり浸かってしまいます。
表紙イラストで一目惚れしたヒロインのティナがとにかく純粋でけなげ可愛いのもいいですね。このアレンとティナの師弟以上恋人未満みたいなじれじれした関係も見どころです。
ティナだけでなくメイドのエリーも可愛くて、魅力的な女の子たちに目移りしてしまいます。
果たしてティナが魔法を使えない原因は? アレンはどうやって事態を打開するのか? 目が離せません。
可愛い女の子は沢山出るのですが世界観もしっかりしていて優しい語り口なので、異世界ものが苦手な方にもぜひ読んでいただきたいです。おすすめ!
◇『継母の連れ子が元カノだった』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054887782177
◇『あなたのドラゴン、差押さえます!』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054887782354
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