43.妹さえいればいい 感想

『僕は友達が少ない』で有名な平坂先生の作品で2017年にアニメ化されています。


 平坂先生は第0回MF文庫Jライトノベル新人賞で優秀賞を受賞し、2004年にデビュー。


 2011年には『僕は友達が少ない』が1年で最も売れたライトノベルとなり、「このラノベがすごい」でも作品部門で2位になっています。


 「このラノベがすごい2018」では文庫本部門10位にこの『妹さえいればいい』が入っていたので読んでみました。


◆タイトル『妹さえいればいい』

◆作者 平坂読

◆イラスト カントク

◆レーベル ガガガ文庫

◆発売日 2015/03/23


◆感想


 いやぁ、妹は最高ですね。


 現実の妹とはちょっと違うファンタジーな存在、ラノベならではのある種概念としての妹ですが。


 主人公の伊月は妹ものばかり書く妹バカなラノベ作家。だけど新作は妹もの以外を書くようにと言われ悩んでいた。


 そんな伊月と様々な個性や悩みを持った作家さんやその周りの人たちの日常のお話。


 てっきり俺妹のように妹とイチャイチャする話かと思いきや、妹萌えがテーマというよりは、「ラノベ作家」がテーマの作品。


 でもしっかりエロもありラブコメの要素もあるので軽い感じで読めます。


 最近、小説家とかクリエイターを主人公に小説を書くのが流行ってるか、よく見るような気がしますが、この作品は登場するキャラにモデルとなった作家さんがいそうで、そこも面白いです。


 群像劇とまではいかないのですが、様々な登場人物の視点で物語は進みます。いきなり旅行に行ったり途中で海亀のスープをやったりTRPGをやったりとかなりカオス。


 ラノベ作家の裏側が見えるような作品です。






◇過去に戻ってクリエイターになろう!

『ぼくたちのリメイク』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886023664


◇朝起こしに来たのは、死んだはずの妹

『僕の妹はバケモノです』

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154929290


◇うちの妹が無限に増殖して世界がヤバい

『妹、分裂する』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880468173

 

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