メリエルの祝福
安良巻祐介
「メリエルの祝福」と書かれたその店の看板には、古い時代の妖精たちの絵の具が使われていて、通りがかったものの幸福を少しずつ食べて色味を鮮やかにしていく。
だから店はもう百年も前に潰れたのに、今でも看板だけが奇妙に色鮮やかに、森に臨む小径の一角で蔓草に絡まれながら人を待っている。
メリエルの祝福 安良巻祐介 @aramaki88
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