03 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

入学試験…?


唐突に入学試験といわれて俺も皆川も( ゚д゚)ポカーンとしている。そもそも、俺たちは望んでここに来たんじゃないんだが…。


『そもそも、何で自分がこんなところにいるのかが解らない人がいるかもしれませんが、これは あ な た た ち が 望 ん だ こ と で す』


無感情なその声は、どうやら俺の理解できないことをいっているということだけは理解した。


俺が望んでここに来ただって?そんな訳ねぇだろ。俺は日常に刺激がほしかったがこんな理解不能なもんじゃない。もっと分かりやすいものだ。


「つ、つまり、今から私たちが今から行うのは日常とかけ離れたイベントなんですね‼」


目を爛々と輝せている皆川だが、まさかこんな輝きを二度と見なくなることになるなんて思わなかっただろう。


だって無機質な音声がいい放った言葉は

『入学試験は同じ部屋にいる相手を 殺 し て も ら い ま す』

なんていう現代日本ならこの言葉だけで遁でもないバッシング受けるもんだったんだから。


『もし、どちらかも死ななければ2人とも生き延びれます。』


ハッ,その辺の底辺のラノベでももっとましな設定考えるんじゃないかと思うほどシンプルで陳腐なルールだな。


『制限時間は3分です。頑張ってくださいね。』


こうして、俺と皆川の最悪な3分間が始まったのだが…


皆川はずっとこっちを怯えながら見てるだけだ。


話が進まねぇな。


こうして1分の時間が過ぎ去っていった。


本当に暇だ。皆川はリスのようにいつ殺されるのかと怯えてる目で見ている。


いや別に殺す気はないから…


そんなことを考えてるうちにあと30秒となった


とっとと、この部屋から出たかった俺はドアのほうへ向かっていく。



その時、後頭部にとてつもなく激しい衝撃を感じた。


振り返らせる暇も与えずに第2波がやってくる。


俺は床に倒れていた。


視界の隅に見えたのは、赤黒いものがついた机と
















笑いながら俺を見ている皆川だった。





皆川は壊れたように机を俺になんかいも打ち付けてくる。





視界が真っ赤になってきたとをもったらだんだん暗くなってきた。










そ    し       て         い          し

    き            も          だ     

        ん           う             

      す   れ                                 

               

                                                                       「死んだ…?」   






「あは、あはははははははははははははははははははは」



不気味な笑い声が響くなか、















皆川叶は入学試験をパスした。











━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



6月に投稿するといったな あれは嘘だ。

最終回じゃないよ。  

じゃあまた次回お会いしましょう。

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サマーマンボウ教室 もやし @mamemoyasi

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