カードゲームを愛する中年男性と少女の物語

カードゲームにアイドル
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私個人としては、いずれも関心のない分野ではありますが、知識・関心がなくとも次々と読ませるだけの力量が作者様にはあります。
主人公は自身の不遇さを嘆くことが多々ありますが、これが現代のサラリーマン男性に重なり、変にリアルですね。とある描写は落ち込みます。
しかし、彼は捻くれることもなく、良識を持ち続けている点は個人的に好評価で、彼を慕う彼女はよい歳となったら彼にアタックして、彼はそれを受け入れてほしいなと、微笑ましい想像を掻き立てられます。年の差なんて関係ないぜ。
また、私が読む限りでは誤字脱字は見受けられず、そして、変に冗長な言い回しもなくスッキリとした文章で読みやすいと感じます。
まだ読まれていない方々へ、秋の夜長にこちらの作品は如何でしょうか。