06 私から見た、龍野君/有原ハリアーさま
久里です。
応募したい賞ができてしまいまして、最近は専らカク方に時間を取られております(・・;) そちらを7月中旬までになんとか仕上げたいのでこちらはスローペースになりそうですが、地道に続けてまいりますのでどうかよろしくお願い致します…!
それでは今日もレッツ イケメン考察~!(*^o^*)
今回ご紹介する作品は、有原ハリアーさまの作品『私から見た、龍野君』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885931483)です!
早速、あらすじを抜粋させていただきます。
『盤上血戯と漆黒騎士(ゴッデス・ゲームとブラックナイト)のメインヒロイン、ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティアから見た、同作品の主人公である須王龍野(すおうりゅうや)への感想! 彼女の思う「殿方」とは、一体……!?』
本作では、『盤上血戯と漆黒騎士(ゴッデス・ゲームとブラックナイト) ヴァイスルート』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881201059)に登場するヒロインの女の子目線から、主人公の男の子への思い入れが語られています。
二人は、幼馴染の関係。
幼馴染って、良いですよね。
特に異性の幼馴染は、男女共通の憧れの存在だと思います。
何故なら、(現実世界では人によりけりでしょうが、)創作世界における幼馴染には基本的に夢とときめきと希望がつまっているものだからです…!
共有した時間の長さが厚い信頼関係を生み出すのはもちろんのこと、
個人的には、幼い頃のその人を知っている、という点が重要なポイントです。
大人になるにつれて、人間関係も一筋縄ではいかなくなってくるものです。
幼少時代は、何にも考えずに本音だけでぶつかっていればよかったけれど、成長するにつれて段々と本音と建前を使い分けるようになってくる。
学生時代までは『好きだから一緒にいて、嫌いだから離れる』が通用するかもしれないけど、社会人になったらそうもいかない。苦手におもっていても、表面上はうまくやっているように見せかけることを覚えざるをえない。
きっと、誰しもが、幼いころの方がありのままの自分でいられるんですよね。
だからこそ、駆け引きとか建前とかいろいろな大人の事情を知る前の純粋だった頃を知っているということが、絶大なる信頼感、安心感を与えてくれるものなのかもしれません。
恐縮ながら本編は未読の為、二人の詳細な経緯や抱えている事情は分かりかねますが、本作の二人は小学校時代を共に過ごし、小学六年生の時に一度別離を果たしているようです。
お互い離れがたかったけれども、どうしても別れざるをえなかった。
別離を哀しむ彼女の下に駆けつけて、彼は、お前と離れたくない! と素直な心情を吐露するのです。
こう、いざという大事な時に、ありのままの気持ちをストレートにぶつけられる潔さって格好良いですよね。
面と向かって伝えるのは勇気もいるし、照れてしまってなかなか難しい。でも、だからこそ、そこを乗り越えて伝えてくれるひたむきさが良いのです。
龍野君は非常に男らしいのです。
そして。
二人は十五歳になった時に再会します。
幼いころと変わらず、優しく、気高い彼。そこでヴァイスは、たった一人で黙々とストイックに努力する彼の姿を目撃することになります。
読書に腕立て伏せと、肉体的にも精神的にも自らを鍛え続ける龍野君。
彼が何のためにそこまで鍛錬を続けているのか本作では詳細には明かされていません。ここにも劇的なドラマが隠されていそうですが、そこは本編を読んでのお楽しみですね。
何か大きな目標に向かって一直線に頑張っている姿って、魅力的ですよね。
完全に余談ですが、私の中のストイックに頑張る格好よさの原点は、リチャード・バック作の『かもめのジョナサン』です。
普通のかもめたちは、餌をとるためにしか飛ばないのですが、ジョナサンは、飛ぶという行為自体を極めようとしている異端児です。
『寝食忘れてまで飛ぶ研究をしているだなんて、アイツは頭が狂ってるんじゃないか?』
どんなに周りから理解されなくとも、ジョナサンは挫けません。己の信念を貫き通すその姿は最高に活かしてます。
物書きの皆様なら、共感できるお話だと思います。大好きな物語です。
話が脇道にそれてしまったので戻します。
いくら努力を重ねようとも、それを自慢げに語ってしまったら水の泡もいいところ。これは非常に惜しい。格好良さ半減です。あくまでも、陰ながら地道に努力を重ねるところがポイントなのです。
そうは言っても、口にしなかったら努力が伝わらないのでは……?
と思うかもですが、自ら言わずとも、周りは意外と見てくれているものです。
全員は分かってくれなくとも、絶対に、見てくれている人もいます。
龍野くんにとっての、ヴァイスちゃんのように。
今回のイケメン考察まとめ
・いざという大事な場面で直球にキメてくる潔さ、プライスレス
・陰ながらにストイックに頑張る姿はどう考えてもイケメン
イケメン語り楽しい~~~(現実逃避)
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