記憶
「...ツバキノイエ、
なんか...なんだか私、
私それどこかで聞いたことがある!」
少女は混乱しつつも言った。
「でも何なのか、
思い出せない.....。」
「ああ、
きっとあなたは、
マスグレーに忘れ薬を飲まされているんだな。」
私はピンときて言った。
「あ、そのマスグレーっていうのも、
聞いたことがある。
だけど、
私ほんとうに覚えてないんです。」
私は思わずため息をついた。
説明してあげるべきかもしれない。
いや、
説明しなければならない。
それが私の、
マスグレーに忘れ薬を飲まされていない者としての、
指名だ。
WAON 西園寺 有里素 @aliciabrown
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。WAONの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
どうして?なんだろう・・・/ミスカ
★4 エッセイ・ノンフィクション 連載中 7話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます