応援コメント

Ⅸ‐Ⅱ それなのに――何で――。」への応援コメント

  • とても胸が詰まりました。
    みんなそれぞれ心の奥底に抱えた思いがあって、それに対して自分自身で素直に向き合えれば、きっと単純なことだったんでしょうけど。
    自分の弱い部分を認めるのはただでさえ難しいのに、そこに国家間の対立のことだとかをかぶせてしまうから、物事が複雑になってしまうんですね。

    なりふり構わず敵に向かって傷つけ合う闘争が起こっている傍ら、三人が自分を守っていた殻を外して素直な気持ちをさらけ出すのが、対照的に思えました。

    作者からの返信

    胸が詰まりましたか。

    実を言うと、このエピソードはあまり自信が持てていなかったので、そう仰っていただいて幸いです。

    そして、こんな大騒ぎにでも巻き込まれなければ素直になれなかったというのは、ただそれだけで不幸なことですね。いま日本と韓国で起きている対立は、もはや論理の問題ではなく感情の問題であるところが大きいと思います。

    そして、すずめさんが指摘して下さったコントラストがあることは、私も今気づきました。意外な効果でしたね。

  • ざっくり切れてる。
    痛そう……(>_< )

    自分の気持ちを素直に言えてよかったですね。

    作者からの返信

    立ち上がれなかったくらいの痛みですからね……。しかし、こんな状況にでもならなければ、玉子は素直になれませんでした……。

  • とても感動的な回でした。

    みんな自分の本当の気持ちと向き合うことができない。厭だった、寂しかった、悲しかった。ただそれだけのことが言えなくて、何か大きなものと戦っているつもりになることで、惨めな自分から目を逸らそうとする。

    そのエネルギーが集まることで起こった大きな悲劇。
    でも、その中で、素直になっていく玉子、司、熾子に希望の光を感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    自分の感情を冷静に分析するということは、やはり誰でも難しいですよね。それをどう描いたらいいのだろう、ということを考え、試行錯誤しながらこのエピソードは執筆しました。純太さんには、そこを汲み取っていただき、感動していただけて、とても幸いです。