あの肝の冷えるカフェのシーンから一転、春江さんの優しさと柔軟性が沁みてきますね。
頬を伝う涙と体を濡らす雨の冷たさ、徐々に温かくなっていくシャワー、そして熱い香片茶。
水の温度の移り変わりの描写が巧みで、はっとなりました(*´-`)
スマホが使えなくなると、一気に世間から遮断されるような感じになりますよね。しかもこんな時に……!
作者からの返信
肝を冷やして下さいましたか。すずめさんには悪いですけど、あのシーンは物語のミッドポイントですので、主人公を危機的状況に持ってくる必要があったのです。なので、肝を冷やして下さって作者としてはほっとしています。
そして、実は水の温度は非常に力を注いだところでした。登場人物の感情に合わせて五感を刺激するような文章を書けないかなと考えていたのです。
そして……司も熾子もネットによってそれぞれ歪んだ情報を与えられているわけですけれども、それがなければ二人は繋がれなかったんですよね……。
さりげなく出てくる韓国語がいい雰囲気です