サイフォンのある店でツンデレのおかわりを書く
『サイフォンのある店でツンデレのおかわりを書く』ヨハン・W・ゲーテ著
嘘です。すみません。
哲学的なサブタイになってしまったので、つい。
さてさて。
今日は外出先の素敵なカフェで書いております。
外は大雨。
季節柄多いとはいえ、こうも続くと嫌になりますね。洗濯したい。
本降りになってきたのでどこかで雨宿りをと思ったところ趣のあるお店を見つけてしまいました。
完全個人経営店の様でして名前を出すといろいろ特定されてしまうのですが、「ウチの店、超ちっちゃいんですけどwwウケるっしょwww」という意味の店名でした。
立地的な面と、時間帯もあってかほとんど他のお客さんがいなかったため、「パソコン使っていいですか?」と尋ねると快諾してくれました。
入店してから気づいたのですが、こちらのお店は大きなサイフォンがありました。
私が知っているサイフォンというと理科の実験室にあるようなサイズのイメージが強かったのですが、こちらのお店はその倍以上の高さがありました。
きっとお値段も倍以上なのでしょう。ウケる。
しかし、サイフォンが
風情のない例えかもしれませんが、ドラム式洗濯機が回ってるのをじーっとみるのと同じような幸福感があります。ぼうっと見てられる幸せですね。
コーヒーの芳しい香りと、窓から見える土砂降りの雨も相まって、ものすごい背徳感でした。
幸せに馴れたいものですね。
そんな素敵なお店で書いたのは『缶コーヒーと屋上の彼』の第5話でした。
前回こちらのエッセイで「書くかも」といっていたものです。
全4話として書いた作品ですが、彼側のサイドストーリーというかアンサーストーリーとして構想していたものを形にしました。
ツンデレ視点ということで難しいと思ったのですが、書いてみるとツンデレ部分の気持ちはよくわかるものですね。人は誰もがツンデレ。
むしろ彼のそれ以外の要素を汲み取るのが難しく感じたり……。
書いていて勉強になる1話でした。
とにもかくにも、これで『コーヒーと屋上の彼』は本当に完結です。
次回も明るい作品を書きたいな。
それではまた書きに出かけたときにお会いしましょう。
今聞いたらこちらのサイフォンは20万弱だそうです。ふぇぇ……。
小説書きに出かけてくる とものけい @k_friends
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