一番最初に目を引くのは、やはりキャッチフレーズの「JK都築京香」。
DX3rdを嗜む方ならば、「ロリンナー」という愛称をご存知のプレイヤーさんもいらっしゃるでしょう。それがJKだと言うのだから、驚くのは不思議ではありません。わたしも驚きました。いやほんとに。
しかし、このリプレイにて届けるは、そんな彼女のレネゲイド黎明期におけるお話。”プランナー”、都築京香という存在とPC達、そして様々なNPC達が織りなす、怒涛かつシリアスな物語。時に残酷、しかし時に希望を感じる、そんなお話です。
物語自体の展開や設定もさることながら、注目していただきたいのはPLのお二方によるPC達のRP。これがまた素晴らしい…。時と共に感じられる成長と絆、うまく表現されています。必見です。
余談ですが、DX3rdにてオリジナルシナリオのGM経験がある方は「まえがき」や「幕間」等における、このリプレイの執筆とGMをされているだみさんの挙動や心情には共感が持てる部分があるかと思います。わたしは共感の嵐でした。
あと、だみさんのそばで物語を見届けていらっしゃるえるみんさんの暗号はわたしには解読出来ませんでした。考えればちゃんと分かるのすごい…わたしは途中から「つうやくをおねがいします」という気持ちでした。
騙されなくてもぜひ読んでください。その時、あなたには一つの”プラン”が提示されることでしょう。
それでは、その”プラン”の先に良きエモがあらんことを。
ダブルクロスのプランナーと言えば、プレイヤーにはどのような言葉が浮かぶでしょうか。
ほぼ万能、胡散臭い、何をするかわからない――多くの場合、そんな感じの畏怖を以て認識されていることかと思います。それがJK。まずびっくりしますよね。
しかし、ギャグかと言えば、そうではない。むしろ非常に”ダブルクロスらしい”セッション内容であり、若者たちは残酷な世界に翻弄されながら、それでも抗い続ける。いつもの四人がまた笑い合うために。
回を追うごとに不穏さを増していく情勢、一見良好に見えて複雑な人間関係、その他気になる内容が盛りだくさんのリプレイです。ネタバレなしで語るのが難しい!
果たしてこのキャンペーンはどのような最後を迎えるのか……ぜひ、見届けていきたいですね。
JK都築京香とか言われたら……そんなん……そんなん……
目に留まらないワケがないじゃない!!!!!
えっていうか都築京香がヒロインで主人公ウロボロス??えっそれっていいの!?いいんだ!!!?ダブルクロスってなんて自由度の高いTRPGなんだ!?!?
……と言った感じでまんまと引き込まれていきました。
語彙がなさすぎて自分ではこのリプレイの素晴らしさを形容することができないがこれだけは伝えたい。
騙されたと思って読んでみてください。濃厚かつ重厚でエモーションを感じる素晴らしいリプレイがこれから読む読者の方々を待っています。
キャッチフレーズに思わず二度見して開いても後悔しない、それぐらい面白いリプレイだと思います。
是非!是非に!!読んでみてください!
確かにそんな時代があったかもしれないけどさ!可能性はあるけどさ!
これは、そんな物語。
幕間とか休憩中に出てくるえるみんはのほほんキャラ。はっきりわかんだね。
そしてステージ上での時間が合わなくなってきてもそれを何とかかんとかどうにかこうにかして修正しきるGMは流石の一言に尽きる。私もそんなオフセをしてみたいものだ。
そしてそしてぇ!予想外な方向から突っ込んでくるシリアスの嵐!シリアルやギャグ?知らんな、といった風に平然と関わってくる深刻な事態!しかもそれがGMだけでなくプレイヤーからも提案されてくる!なんだこれは!自由度が高いのはDx3rdの強みなはずだがこんなに自由度高すぎたっけ!?
p.s.
4話読了。
リアルラックと読解力が他の人からチートクラスと言われるイェーレミーです。シュタゲやロボノ、第二魔法は大好物です。
大切なものを取り戻して、しかし今度は大事なものを奪われた。修正されるPC、消えかけるPC。彼らはGガン最終話タイトルのような逆転の一手を指せるのだろうか。