第4話

敏彦は、出向までの間の研修先である茂寄システムサービスに行った。


敏彦の地元である茂寄町に会社はあり、会社に着くと紺のスーツを着た営業マンらしき社員がいた。


「三国君だね」

「はい」


「私は茂寄システムサービスの中沢と申します」


と言い、名刺を差し出した。


敏彦は名刺を両手で受け取り名刺入れにしまった。

「三国敏彦です、よろしくお願いします」


敏彦はそう言うと礼をした。


「ところで、私は営業なので会社に居ないことが多い。


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ある会社員の崩壊 鏑木 終夜 @kaburagi_S

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