編集済
模倣はしたこと無いですね。やってみようと思って実際にできちゃうのが、まず凄いなと思います。
でも、誰かしらの影響は間違いなく受けている筈です。色んな作家さんを手当たり次第…みたいな読み方をしているので、誰がどうとは言えませんが。
たぶん、今まで読んできたものが切り刻まれ煮込まれてスープになり、霧野フィルターで濾されて出てきたものが文字になっているのだと思います。それが美味しいかどうかは別として。
作者からの返信
私の場合は影響というより模倣に近いアプローチでした。
でも難しいことに気付いてから、自分なりの解釈とかやり方にアレンジしていった感じですね。
しかしこういうアプローチを試してみるのはいいことだと思ってます!
私の心の師匠は三浦しをん先生です。
とにかく文章そのものの整合性が素晴らしい。言葉の選定が絶妙で、描写に過不足がなく、文字を追うだけでストーリー上の大事なポイントがすぅっと理解できる。
なんというか、ものすごく機能的な美しさのある文章なのです。とても憧れます。好きすぎて一文読むたび悶えて転がる挙動不審者になります笑
もちろんキャラクターもストーリーも最高です。全体的な完成度が素晴らしい……(*´Д`*)
作者からの返信
陽澄さん、こんばんは!
三浦しをん先生の作品は読んでないのですが、言葉の選定、描写等々のポイントは私も目指しているところです。
ホント文章が上手い人、語り口のなめらかな人、ついつい読まされる人、そういうものに憧れますね。
ちなみに陽澄さんの文章も上記のポイントをすごく達成されていると感じています。なにより読みやすいし、ちゃんと情景も浮かぶし、読むことが楽しい文章になっている。
わたしもそういう文章がたくさん思い浮かぶようになりたいなと、しみじみ思っております。
編集済
模倣しまくりっす……影響されやすい人間なんで……。
「このセリフを言わせたかった」だけに物語を作ったり、
「この展開を描きたかった」だけに物語を作ったり、
「この主人公を幸せにしたかった!!!!!!」だけに物語を作ったり……。
一番物語的に影響されたのは「犬夜叉」と「妖界ナビルナ」、
ヒロインの口調は川原泉、
コメディとシリアスがおかしい登場人物は「こどものおもちゃ」
一人称の書き方は太宰治の「女生徒」、
世界観を描くに至って参考しがちなのが上橋菜穂子、
セリフは森博嗣です。
作者からの返信
書く時の原動力ってそういうモノですよね。
感動したけれどちょっと物足りない、だったら自分で作っちゃえという感じですね。私も原点はそうです。もっとも恐怖小説にすごく惹かれていた時期で、その頃の作品はすでに墓場に入ってますが。
ロンちゃんの上げた影響された人たちは半分以上が知らない、未読の人でしたが、ルーツがハッキリしているというのは強みだと思ってます。
困って時にはそう言う作家の本を読みなおして、作家の魂を召喚すればいいわけですからね。
私も詰まった時はときどきやってます。
影響されまくりです。
もちろん自分が読んで面白かった作者に限ります。
『地下鉄サム』や、パーネル・ホールのユーモアミステリー。
井上靖からは会話文。
ストーリー展開のハチャメチャさやバカバカしさは『俺がハマーだ!」
創作に行き詰まったら上記を思い出します。
やはり素晴らしい作品に触れ、いつか自分もこういうのを創りたい、と思うのは自然なのでパクリじゃなければ模倣は全然アリではないかと。
作者からの返信
波里さん、こんばんは。
パーネル・ホールという名前は初めて聞きました。
波里さんのおススメなら間違いなさそうですね。
まぁオレがハマーだシリーズは鉄板ですね。
ちなみにモンティパイソンのジョンクリーズが作ったフォルティタワーのドラマシリーズもめっちゃ面白いですよ。まぁ古い作品ではありますが、今でも楽しめます。
目標作品の繰り返しインプットは大事ですよね!
影響を受けた作品、とひとくくりにするには多くの影響を受けての今がありますが、強いて言うなら「海外の小説」でしょうか。母が海外のミステリーやサスペンスの小説が好きでよく「これ面白かったから読んでみて」と中学時代に渡されて読んでいました。
その文体の透明さというか。既にあるものを伝える、翻訳という文体が結構好きで、私も小説を書く時は異世界のお話を翻訳しているような気持ちで言葉を選んでいるところがあります。
あと一時期西尾維新を読んでいて、練習もかねて冒頭を書き出してみようかと一冊15ページくらいまで打ち込んでみたことはありますけど、あまり身にならないと判断してやめてしまいました。
あとはそうですね。
MMOゲームでネットを通じた相手とのチャット会話に猛烈にハマっていた時期があって、そこで鍛えられたかも。
あとはあとは。動画作成。ボイスロイドを使って紙芝居動画みたいにキャラ同士の掛け合いをさせながらゲーム実況をやらせるっていうので、ちょっと色々と試していましたね。
このあたりで模倣「このキャラいいなぁ」っていうものや文体、掛け合いなどを意識して使ってみたりはしていました!
作者からの返信
私も海外の小説から入ったクチなんです。
翻訳の文体好きもすごくうなずけますね。私もあの独特の感じが好きで、まさに本を読んでいる、という気分になれるんですよね。
……にしても、ずいぶんいろんなコトされてるんですね。ゲームのチャットもゲーム実況なんてのも未知の領域です。
いろんなことが糧になるんだな、と思いました。
というか未知の世界多すぎかも(笑)
誰かというよりも、江戸川乱歩賞を筆頭に、ビッグタイトルの大賞作品を模写し、かつ、解体して文章と構成を学びました。その後は、二人の作家に多大な影響を受けて、二人から文章と構成を盗みまくりました。
これは、小説という特殊なジャンルで起きる現象を指摘されて、やり始めたものです。
スポーツや芸者では、プロを目指すにはプロから技術を学びます。が、なぜか小説はそれをしない人が多いらしいです。プロの作品を読み、真似をしながら書き方を学ぶという当たり前のことをやらない人が多いとある方が指摘されてまして、まんま私にあてはまってましたので、慌てやった次第です(^_^;)
たまに言われますが、『木枯らしが頬をなで始めた』このような表情は公募では時に減点対象になります。
こうした表情の良し悪しは、プロの作品から学ばない限り無理だと思います。そういう意味では、プロの作品を模写しまくったのは役に立ったと言えるかなと思います(^-^)
作者からの返信
確かに小説の世界ではプロから学ぶという行為はそのままパクリと認知されますね。よほど元ネタを超えない限りはそうなりますね。
やはりプロはいろいろと厳しいものにさらされていますし、書いている量もハンパじゃないでしょうからね。
ただ出版されている本を注意深く読む、という簡易さだけはスポーツや芸事のジャンルには負けないですね。師匠もわんさといるし(笑)
小説を書き始めたばかりのころは、夢野久作の文体を模倣した掌編を書いていました。
私は作家初心者が他の作家の文体を模倣することは、全然問題ないと思います。というよりも積極的に色んな作家を模倣すべきだとさえ思います。“すべての芸術は模倣から始まる”という言葉があるくらいですから。
もっとも、作品そのものを模倣してはならないというのは、当たり前の前提ですが。
ちなみに私は今も夢野久作の文体を借りた作品を書いています。完成したら“パスティーシュ”として載せる予定ですが、何も問題ないと考えていますよ。
作者からの返信
後半のコメントに行くにつれて、模倣すべきというコメントが増えてきました。
たしかに完全な独自性を発揮するのはかなり難しいことです。そういうアイデアが生まれてくることも奇跡みたいなものだと思いますし。どんな小説を書いても、何の影響も受けずに創作することはほとんど不可能ですしね。
要はなにを教材にして学ぶか、それを探し出すのもまた必要な資質なのかな、とちょっと抽象的ですが、思いました。
編集済
人の文章をそのまま模倣したことはないですね。なので今でも下手です。
(個人的には好きな文体が中島敦だったりしますが、マネしようとは思いません)
ただ経験上、自分ではそこそこうまく書いたつもりでも、後々読み直したらむちゃくちゃ下手くそだったりするわけで、文体の模倣でもそういうことは起こり得るんじゃないかという気がします。うまく模倣したつもりでも全然うまくなかった、とか。私のレベル低いだけ?
個人的には女性の書かれる感情的な流れに沿った文章ってやっぱり癖が無くて読みやすいと思うんです。でも自分にはなかなか書けない。どうしても事実をそのまま述べてしまう比率が高い。
もちろん人のお話を読む上で気づくことはいっぱいあります。例えば
(人物描写ブロック(段落)は描写だけでなく、他の話と織り交ぜるとスムーズに感じるのか!)
(「会話:地の分」の比率はあまり変えないほうが読みやすいのか!)
(一人称の地の分は長文と短文の織り交ぜ方でメリハリをつけないといけないのか!)
(話が唐突に切り替わると読者としては戸惑うから、事前に「くさび」を入れて匂わしているのか!)
(一字一句読んでみるとおかしいけど流れ的に読めばおかしくない文章ってあるんだ(印象派っぽい))
とか、場合によっては部分的にでも意識して取り入れてみようと思ったりします。それを模倣と言われたら、まあそうかもしれません。私的にはまともに書けてませんのでチャレンジどまりですが。
作者からの返信
上手く模倣したつもりがボロボロだった、はまさにスティーブンキングを師匠としていた時代になんども経験しました。
それっぽい気がするんだけど全然別物でしたね。改めて師匠というかプロのすごさを知りましたね。
ちなみに男性の書き手と女性の書き手の違いはカクヨムに来てすごく思いますね(とはいえ、性別が完璧に判断できないのが恐ろしいところ)、もう少年漫画と少女漫画くらい違いますよね。少年は基本的に夢見がちでおバカな存在なんですよね……その点、女の子は夢があっても地に足がついてるんですよね。この辺りにこの壁を超えるヒントがあるような気もします。
うーん、意図して模倣をしたことはありません。
ただ影響を受けやすいタイプで、書いてる合間に何か読むと普通に似ます。駄目すぎる(笑)
個人的に一番影響を受けた作家はおそらく若木未生さんだと思います(少女向けの書き手さんなのでご存知ないと思いますが)。小学生のときに姉が借りてきたこの方の小説を読んだのが、自分にはすごく衝撃的だったんですよね……。
それまで世界名作劇場とか、おとなしい(?)児童書しか読まなかったので(漫画もあまり読まなかった)、別次元のリアルな心理描写にショックを受けたんだと思います。それで今でも、自分は心理描写重視の文章を書くんだろうなと。
まあ、とくに憧れてとか、真似しようと思ったことはないのですが。根本で強制的に影響受けてる感覚です(笑)
自分が初めて読んだ小説でしたしね。
作者からの返信
私も影響は受けやすいですね。
それだけに執筆中に読む物語はちょっと傾向を絞ったりもしますね。こんな雰囲気を書きたい、と思ったときはそれを感じ取った物語を読むようにしたり。
これはこれで結構効果的な気がしますね。インスピレーションが湧くこともありますし。
ただ似すぎると、遠ざける方向にしますね、やっぱり。
独自性という自分だけが書ける物語、はやっぱり大事にしたいですからね。
こんばんは。
模倣とは、どこまでを言うのかですね。
現代に生きている以上は、既にある作品を教材とすることが必須ではあると思います。
私は吸収した作品の数が多すぎて、どれと上げることは難しいですけれども。
ただ気をつけなくてはならないのは、関川さんが仰っている通り、学ぶのは基本の部分だけにしなければなりません。
したほうが良い、ではなく、そうしなければなりません。
そうでなければ以後に書く文章は、全てが物真似になってしまいます。
お話の構成は面白いのに、この文章は○○先生の真似にしか見えないから駄目だね、と新人賞などでは必ず落とされます。
ただまあ、文章を書き始めて間もないうちは、取り込むべき基本とはなんぞや? という状態だと思います。
ですからなにを盗むべきかが見えるまで、あくまで模倣は意識せず、自分の文章を作り上げることに専念するのが最短の上達法だと思います。
作者からの返信
模倣という言葉の響きが強いですからね。
なんか犯罪的な方向に意識が向きますよね(笑)
しかし模倣に対するスタンスはまさに須能さんのいう通りだと思いますし、私もそういうスタンスですね。
まずはとにかく自分のスタイルがどんなものなのかを見極めること、ココが一番重要な気がしますね。その上で足りないものは、プロから学んでいく、そんな感じですかね。
かなり回り道をしましたけど(笑)
ハリーポッターの構成や情景は真似たいところ(建築物の描写は特に)なのですが、どうにも近づく気配はありません(笑)
有川浩さんの視点移動は参考にしています。
あとは湊かなえさんのリズムとかを取り入れたいと思いつつ、できていません(笑)
作者からの返信
建物の描写は確かに難しいですね。
ちょっと専門用語が必要になるし、専門用語にするとすんなりと読めなくなりますね。
好きな作家のどこがいいのか、という分析はわたしもよくやります。
なんか秘密があるはずなんですが、なかなか分からなかったりもします。