編集済
女性の語尾の「わ」問題、年配女性や異世界めいたお話だと使うかもしれません。
普段はあまり使っていないと思います。特に意識したことはありませんでした。
女性らしいセリフ回し、男性らしいセリフ回し……何だろう。あれ、考えれば考えるほど、わからなくなってきました…! 混乱〜!
気をつけていることは、「私」「あたし」「俺」「僕」の使い分けぐらいですね。漢字とひらがな、カタカナでもキャラが変わってくるので。
いつも大事なことを教わるばかりでお役に立てず、ごめんあそばせですわ〜
作者からの返信
この女性語問題はけっこう今も考えます。
どちらかというと「わ」を語尾につけずにいかに女性らしさを出していくのか、というところですね。
ちなみに男性らしさは「ぜ」ですね(笑)
ちなみにわたしと私とあたし、なんかの使い分けは私もすごく意識してますね。僕と名乗るのはやっぱりどこか子供っぽさが漂いますね。社会人とか老人とかで僕なんて名乗られるとイラッとしたりしますしね、ボクは(笑)
これはぼくも悩みます。女子のセリフの語尾はどうしても「わ」になりがちですし。
ただ、実際の口語そのまんまのセリフは、かえって変だと思うんですよね。普通にしゃべる言葉のまんま「」の中に書いても、ちょっとおかしい。
普通のセリフは、実際にはこんなこと言わないよなぁってものが多いので、ぼくもフィクションと割り切ってセリフは書いています。
作者からの返信
やはり悩みますか!
悩みますよね?
「わ」はなんとなくつけたくなりますね。男性言葉でしゃべるとどうにもキャラクターがなじまないパターンも多いんですよね。
しかし不思議なことに、女性の書き手が「わ」抜きでセリフを書くと、不思議と馴染んでいるんですよね。
このあたりのコトはいまだによく分かりません。
男性が苦手です!
みんな同じぶっきら口調になっちゃう!
自分はそうではない人間を描くのは難しい……そう思うと、無月兄弟様まじすごいと思うのでした……。
作者からの返信
逆に私は女性のセリフが苦手なんですよね(笑)
最近読んでいるロンちゃんの作品では、女性は女性言葉を使わずにいるのに、むしろ字面では男言葉みたいなのに、ちゃんと女性らしさが伝わるのがすごいなと思ってました。
なんというか、これがリアルな今風の会話だな、と思ったんですよね。
ちなみに無月兄弟はホントすごいです。
女性ならではの心情みたいなものがよく書けているな、と私も毎度感心しております。ちなみに私もけっこう少女漫画に親しんだ時期がありまして、そんな風に思うわけですね。
現代物を書いていないので、基本女性は「わ」とか「ですわ」とか女性らしい話し方になってしまいます。
やはり、一番避けるべきは、「誰の台詞かすぐにわからない」事態なのかな、と思うので……(;´∀`)
身分制度がある世界観で書いているときは、「目上に話す時の口調」「同じ立場の相手に話す時の口調」「従者に話す時の口調」で、同一人物でも話し方が変わってしまうので、なかなかしっくりこずに、詰まってしまったりします……(>﹏<)
何かよい方法はないものか……(悩)
作者からの返信
綾束さん、こんばんは。
現代ものでなれば女性風の話し言葉は違和感ないんですよね。
キャラクターのセリフ分けも一目瞭然ですしね。
現代の話し方は男性的になっているというのか、フラットになっているというか、なんか書きずらさはありますね。
そうそう、敬語の問題もありますね。
正しい使い方ってやっばり難しいですね。
これは時代ものになればなるほどそう感じます。私は時代物は書かないのですが、殿様吸血鬼の話がありまして、ここで敬語の問題にあたりましたね。
私は現実にこういった話し方をする女性は少ないと知りながらも、気にしないで「わ」や「の」をつけています。
リアルさよりも演出優先ですね。その方が読者にどういった立ち位置の人間なのか伝わりやすいので。
スターウォーズの監督だったと思いますが「宇宙には空気がないから音もしないし爆発もしないんじゃないですか?」と突っ込まれた時に「俺の宇宙ではするんだよ。だってその方が格好いいだろ?」と返していたそうです。
私もセリフ回しとして現実的じゃなくても、この方が面白くなると思ったらそっちを採用しています。勿論、やりすぎると世界観に違和感が出てくるので程度の問題ですが。
作者からの返信
この問題もみなさんの意見が楽しかったですね。
私も女性のセリフに「わ」みたいな語尾を付けるタイプですね。
とくに男性女性での会話の時に、どちらがしゃべったか分からなくなるほうがストレスになるんですよね。それは読んでいる時にそうなんですね。
オレの宇宙では爆破するんだよ、はいいですね。
まさに私もそんな気持ちで書いてます。
あまりリアルに寄せすぎる必要はないんですよね。
しみじみそう思います。
昔の邦画を見ると、女優さんの言葉遣いのお上品で綺麗なことに驚きます。
今は、「~だわ」とか「~よ」という語尾も女性は使わないとか。
「マジィ~ッ! 超ウケルぅ~」というのが現代っぽいんでしょうか。
ドラマを見ても女優はキーキー怒鳴っている演技が多くて小説の参考にもなりません。
演技力のなさを怒ることで誤魔化している印象です。
もう女性特有の言葉使いはいわゆるおネエ系しか使わないのかもしれません。
なので、いかにも女性らしい話し方は女性キャラにさせないようにはしているつもりです。
作者からの返信
波里さん、こんばんは。
他の方のコメントみても、女性らしい喋り方はもう過去の話のようです。
でも男女の会話の時だと、どっちが喋っているのか分かりづらくなるんですよね。そう言う意味でも便利だったのに……
これからはあまり使わないようにしないといけませんわね、ホホホ。
役割語問題ですね。
ハリウッド女優のインタビューなんかで、原語では性別が分かる喋り方はしていないのに日本語字幕では女言葉だったり、逆に黒人男性だと「~だぜ」風に男っぽく訳される現象とか、老人キャラの「ワシは~じゃ」という喋り方とか、役割語は他にもいろいろあって、偏見や差別意識の表れだとして指摘されています。
だから使わない方向で行きたいのですが、こと女性キャラに関する限り、リアル女性と同じ言葉づかいをさせると不自然になったりします。私が読んだある翻訳小説では、翻訳者の方がこの問題を意識したのか、女性キャラが女言葉をいっさい使わないんですが、なぜかちょっと違和感がありました。リアル女性はもちろん「~わ」「~のよ」なんて喋り方はほとんどしませんが、そういうステレオタイプ的な喋り方をしないことで逆に没個性になるというか(T_T)
というわけでやっぱり使っちゃうのですが、使わない道を模索中です。使うにしても最低限にとどめたいなと。
作者からの返信
役割語問題という言葉は初めて聞きましたが、問題になっていたんですね。今は特に差別とか偏見に敏感な時代ですから、確かになってもおかしくないんでしょうね。
そういう意味では今が過渡期なのかもしれませんね。誰もが認めるような、性差がなくとも個性が出るような話し方、そういうモノがこれからたくさん出てくるようになるのでしょう。
ちょっと研究の余地がありそうですね。
女性キャラの語尾に「わ」をつけるか否かでは自分も悩んだことがあります。
昨今こういった女言葉と言われる喋り方をする人はあまりいないと思います。テレビをつけてもドラマやアニメでは出てきますけど、バラエティやロケ番組でこういう喋り方をしている人はほとんどいません。他の方も言っているように、例外としておネエは使いますけど。
だから自分も最初は避けようと思っていたのですが、よく考えたらさっきも言った通り、ドラマやアニメにはいるんです。そしてそれを違和感なく受け入れているんです。
という事は、小説でこういう喋り方をする女性を出しても問題ない?と思うようになりました。
自分は基本、キャラのセリフは回しにはあまり苦労していません。慣れてくれば勝手に喋ってくれますし。
ただ例外として、大勢で喋る時は苦労します。だれがどのセリフを喋っているのか、頭の中で作った時は問題無いのですが、文章にすると分かり難くて。そういう時さっきのような女言葉を使ってくれるとありがたいですね。誰だかすぐに分かります。
だからと言ってキャラクター全員の喋りに特徴をつけたり、くどいくらい口癖を言わせたりしたら不自然になってしまいますから、中々上手くいきません。
大勢で話すシーン、分かり易く書く方法を今日も模索しています。
作者からの返信
みなさんのコメント読んでると、異端児かと思ってましたがホッとしました。やっぱり喋り方に「わ」とか入れると自然と女性だと分かると思うんですよね。ただリアルかと言われればたぶん違うでしょうし。
ほかにももっと女性らしさを作り出すポイントがあるのかもしれませんね。そっちを研究すべきなのかもしれませんわね!(いきなり間違っているような……)
多人数でのセリフのやり取りは皆さん苦労しているようですね。私もですが、この辺りは単独でテーマが立てられそうな感じですね。
この件につきましては、今もあるかはわかりませんが、ちょっと大型の本屋にある映画の翻訳を勉強するようなテキストが有効かと思います(^-^)
私は何度か目を通してやったことがありますが、セリフそのものより、誰が話しているかがポイントという結論に達しました。
例えば、
「○○くんて、ちょっと変わってるけど素敵じゃない?」
「そうか? まあ、言われてみたらそんな気もしなくもないな」
この会話は二人だけの会話ですから、辛うじて前者は女性だとわかります。というか、わかってもらえないと私が沈みます(笑)
問題は後者のセリフで、このセリフからは男性とも女性ともとれるかと思います。
こんな感じで、女性とわかる話し方は限定的で、むしろ男女共同の言葉を使っている以上、厳密な区分けはないとかなんとか書いてあったような気がします。
その為、小説では地の文を巧みに使って誰が何を話しているかわかるようにしたら、勝手に脳内でキャラクターに合わせてセリフの印象が変わるのかなと思ってます。
このあたりは、海外翻訳物は当たりハズレが激しいので、映画の翻訳関係がわかりやすいと思ってます。
ちなみに、「ハサミ男」という傑作の推理小説がありますので、読んでみたらなるほどとなる部分があるかもしれませんよ。かなり秀逸な作りになってますので、騙されるかと思います(^-^)
作者からの返信
後者は男性の言葉に取れました。
ちなみに前者はたしかに女性の言葉に聞こえます。
それはともかく、セリフ前後の地の文で補足すればいい、というのはなるほどその通りですね。
振り返ってみると、小森さんの作品では結構明確に女性と男性の区別はつきました。女性でも若くて元気なタイプと、妖艶な年上の感じ、なんかもけっこうくっきりと区別がついてましたね。
意識していませんでしたが、そんな秘密があったんですね……
いいコトを聞きました。
よきこときく、ですね(笑)
これはあくまでも私個人の感覚で、一般的ではないかもですが……。
ちらっと自分の書いたのを見返してみると、結構「だわ」とか「わよ」って使ってました。自分でも意外でした。でも少なくとも私自身は違和感は感じてないです。
私は、現実と、小説のリアルは違うと思っています。つまり、現実の世界での人の喋り方をそのまま書くことが小説のリアルだとは思いません。
十代の若い子ならともかく、例えば四十代の成熟した女性なら、私は「だわ」とか「わよ」と言わせます。もしも彼女がポコン、と小説の世界から抜け出して現実の世界に現れたら「だわ」とか「わよ」は使わないかもしれない。でも、私の小説の中ではそれがリアルなのです。
あと、私も海外の翻訳小説から入ってるので、言われてみたら、確かにその影響はあるかもしれません。このあたり考えていくと面白そう。
あ、ちなみに、言い回しで悩んだことはあんまりないです。逆に一番楽しい部分かも、です。
作者からの返信
このテーマはHan Luさんと話したときのことが元になってます。
私も翻訳小説を読みなれているので、しかもちょっと古い作品が多いので、やっぱり「わ」とか語尾につけたくなるんですよね。会話として不自然でもそうしたくなる。
現実と小説のリアルが違う、まさにその通りなんですよね。
そこをいかに現実によせつつ、虚構として物語の楽しみ、分かりやすさを表現していくか、この辺りは難しいテーマですよね。
私は物語、特に小説の面白みというのは、語り口やセリフの中にあると思うんですよ。それが醸し出す独特の雰囲気、そこに没入して読んでいる時の妙な一体感とかトリップ感、そういうモノが立ち現れるような作品を書きたいなぁと思ってます。
ちょっと抽象的な表現が多かったですね(笑)
うーん。小説カクヨム長編デビューは、僕っ娘でした。美舞は、一人称が僕だったのです。TSものが好きなので、Dひなぎくでは、男の子が女の子に……。これは、例外的ですが、やっちまった中二だと思うと、ありがちな通り道かも、よ。語尾ですが、最初に設定したのに、美舞は、出産を機に、呼び方を変えるように玲に言われます。こういうシーンもあってか、語尾はやわらかく、女性的という訳ではありませんが、変わりましたね。むくは敢えて、ですます調で話し言葉になっています。Eひなぎくでは、その古典的な、語尾わを使いました。どれも見直せばボロが多いので、ナイショにしてください……。上手くなりたいものです。カッコの後に女性だと分かる動作があってもいいかも知れませんね。小首を傾げるとか、ああ、昭和風が吹く~!
作者からの返信
昭和風は大事ですよ。
いいものはイイですからね!
語尾にはキャラクター性が出ますからね、いろいろと工夫しつつも、不自然にならないように、私も気を使っています。
まあ変わったキャラクターであれば、普通に話しているほうが違和感ありますしね。
それも含めてキャラクター作りは楽しいものです。
編集済
リアルでは女性は「わ」とか「よ」を使わないというご意見には全面的に同意します!私もそんな言葉使ったことないし、年配の上品そうな女性がたまに使うのを聞くくらいですね(*^_^*)
ただ、話し言葉をそのまま台詞として小説に使ったら、それはそれで若干の違和感とか読みにくさがあるような気もしています。
昔から文語と口語があるように、文章にしたときの読みやすさというのを考えたとき、女性の台詞として「わ」「かしら」などを使うのはアリかなともおもいます。様式美みたいな感じですかね(?)
私の場合、主人公の女の子にはまず「わ」「よ」「かしら」などは使いません。等身大の女の子にすることで感情移入してほしいから。
そして脇キャラで女性らしい雰囲気の人や年配の人に使わせたりしますね。
そうすることで、女性同士(主人公と相手)が話していてもどちらのセリフかわかりやすいというメリットもありますね。
そして、台詞にはまず悩みません!
わりと早々に勝手に喋ってくれるキャラがほとんどなので……(*´艸`)
作者からの返信
ひまわりさんの書く女性キャラクターはみんな、変な言い方ですが、実に女の子らしい雰囲気があります。これはなかなか男性には書くことが難しい領域ではないか?というのがそもそものテーマなんですよね。
ふだんは読んでいるだけなので気づかないのですが、いざ書いてみるとけっこう難しい感じがするものです。
今回のコメントではここに引っかかる方というのは皆無だったように思います。
でも正直に告白すると、私はここですごく引っかかったんですよ。いまも解消してないんですが、なんか自然な感じでセリフがつながらないんですよね。
だから若君の時のさつきの一人称にはすごく苦労しました……
ぶっちゃけ、女性で「~わ」なんて言ってる人居ないし!
いないからこそ、オカマに使いますね、わざとらしく。
「アタシ、そういうの好きヨ」とかね。
そういえば如月の作品にはオカマが多い……既に3人。
あとはちょっと癖のあるキャラを作る時に『わざと』「わ」「よ」「の」を使います。『科学部!』の姐御みたいな怒濤のツッコミを容赦なく入れるような鬼畜キャラにわざとらしく『女らしい(ステレオタイプの)』言葉を使わせたら面白いな~とか。
普通のJKは絶対使わないもん!!!
作者からの返信
……やっぱりおりませんか?
ですわね。まわりでもあまり聞きませんしね。
昔はどうだったんでしょう?そのあたりが逆に気になりますわ。
「わ」はいつ消えたのか?
調べてみるとおもしろそうですわね?
と書くと、年配の女性像が出来ますね。
それにやっばりリズムがわるい。
書きたかったのはこういうことですね(笑)
登場させたキャラクターに、どう話させるかで苦労するか否か。
という話であれば、苦労はしていません。
私のお話に出てくるキャラは、登場した瞬間にそれぞれ人格を持っているので、自然に話してくれます。
ただ、その一人一人をどうやって生み出しているかというと、大抵は数年の熟成期間を経て名が与えられているので、その段階に苦労を集約しているという感じでしょうか。
作者からの返信
キャラクターがくっきりしていると、会話もスムーズにいくんですよね。しかしながら実は私はどうもここでつまづくことが多いですね。
変なしゃべり方している、なんてのはしょっちゅうです。
ストーリーにかっちりと嵌まったキャラクター、いるだけで、しゃべるだけで魅力的なキャラクター、カクヨムにはそういうキャラクターを生み出している方がいっぱいいますからね、いろいろと読んで学んでいきたいものです。
……うーん、とりたてて何も考えないですね。フィーリングです^^;
ただ、ときどき迷うのが一人称です。場面や状況によって俺/僕、あたし/私あたりが揺らぐ子が結構いて。
現実の会話を聞いていると状況によって一人称が変わるのはむしろ当然のことのように思うのですが、キャラクターとしては分かりにくくなる(「誰の台詞だ?」てなる)気がして、少し気持ち悪いのですが大体はどちらかに統一してしまいます。
違和感の強いキャラ、使い分けの基準が明確なキャラは混在させることもあります。WFのルースさんとか。
基本深く考えてないのでうっかり混ぜてしまうこともありますがw
あとは専ら感覚任せ……。私も結構、キャラが勝手にしゃべるタイプなので、困りません。
読み手にとって分かりやすいかどうかは、疑わしいところ(-ω-;)
作者からの返信
俺と僕は結構違いがありますからね。
やはり統一した方が無難だと思いますね。
でも沙倉さんのキャラはけっこう性格付けがキッチリしているので、あまり混乱することはなかった印象でしたね。
まぁ自然にキャラクターの性格がにじみ出て、読みやすい、というのが何よりだと思いますよね。
自分ではスムーズと思ったセリフの流れ、人からどう見えているのかは確かに謎ですね(笑)
私も最初の最初、プロットや設定上は役割程度しか決めておらず、ある程度いくつかのタイプで性格の幅が通用する場合に悩みますねぇ。
話の都合上の振れ幅はあれど、どういった性格が物語にマッチするのか。決めかねている間は何度かその人物の台詞だけ書き直すことも……。
ただ一度決まってしまえばあとは詰まる事なく書くことができます。
なので「台詞回し」と考えるとまた違うかもしれません。
で、肝心の台詞回しでの工夫となると。
なるべく台詞を見て「誰が喋っているのか」わかるようには気を配っています。特に複数のキャラが入り乱れる会話では。
あとは言葉選びが続けて同じようなことになると読者が混乱してしまうので、なるべくしないように。
似た性格のキャラ同士が喋っていて、一人と他の誰かならこういう表現を許しただろうけど、ここでは許しちゃいけないな、という制限のかけ方とか。
あとはあとは。
台詞として綺麗過ぎてもダメかなと思っています。
こちらは落ち着いて書いているけれど、実際のトークではどもったり、前後が入り乱れたり、主語が抜けちゃったり。「ら」抜き「い」抜き等も同じく、わざと入れて口語を意識する。
そういう細かいところが台詞の息遣いを支えてくれるのかなぁと。
作者からの返信
草詩さんの創作の話を読んでいると共感することが多いですね。
私もしゃべりが決まるまではなんとなく何度も書き直してます。
誰が喋っているかわかるようにする、コレわたしもすごく気を使ってます。それが分からないと、ものすごくブレーキがかかるんですよね。リズムに悪影響が出ますからね。
語尾とか、自分の呼び方「わたし」「私」なんてので区別しても、あまり効果がない時もありますよね。
綺麗すぎるとダメ、も納得。納得してばかりだけど。
生き生きした会話って、不完全というか説明不要な共通項がたくさんあってこそですからね。いちいち名前を呼ばないのと一緒ですよね。
苦労……しない派で、ごめんなさい。
キャラがガンガン台詞を重ねているときに幸せを感じるカク人なので……。
(ボクは男児なので)女性の言葉ですが、リアル女性の言葉って、仮に台詞を文字に起こすと男性と変わらないです。なのでボクの場合はそのままカクしています。性格から由来する部分だけは考慮していますが、性差による表現は変えていません。
どこかのジブリが「アニメ声の声優は現実には不自然だからウチでは使わねえ(意訳)」というのは有名な話ですが、ボクは文字上だけの女性言葉も同様に感じています。(ボクはアニメ声も大好きですが)
また、うろ覚えですが、どこかの橋田壽賀子の台詞に対して、どっかのエライ人が……って、はなしがズレるので止め!
話をもどします。
女性の話す内容や着眼に関しては、男性と異なることは強く感じます。
「え? そこ?w」みたいなのはありますよね。
脳の構造が違うというのには深く頷けます。
でも、そこをカクしても需要ないのでスルーしてます。
作者からの返信
やはり苦労しない派でしたね。
ガラナさんの会話文はとにかくテンポがいいですからね。そういうのは本当にうらやましい。私だけではなく、そう思う人は多々いると思います。
ガラナさんのいう、女性のセリフを書き出すと男性と大して変わらない、実は私もそんな気がしてたんですよね。でもそう書くと、やっぱり女性らしさがない気がして。
この辺りの雰囲気づくりというのはつくづく難しいなぁ、と思えます。子供とか老人なんかはそれっぽく書けるんですけどね。
ラストの着眼点の違いはなるほどでした。そういう所を拾っていくとリアルになりそうな気がしますね。
明治生まれの両親のもとで育ったせいか、言葉遣いに気になることがよくあります。
ずいぶん昔の私は、女性が乱暴な言葉を使ったり、ぞんざいな話しぶりに、あらあらお里が知れるわねぇ、と思ったものでした。
ところがどっこい、今となってはそんな言葉がちょっぴりいかしてる!なんて思えるようになったんですから、いい加減なものです。
そんなことを娘に話すと、言葉は時の流れとともに変わって行くもの、と言います。
成る程そうかも知れないと納得です。
昔の私のようなことを言っていたんでは、現代のドラマは書けません。
この言葉や台詞には男性用などと決まりはないのですから、男言葉と思われる台詞を使うことによって、でボーイッシュな可愛い女の子の様子が想像されたりするんですものね。
自分のことをボク・俺・ワシ・吾輩等々と言ったり、女の子が僕・オレ・ジブンなどと言ったりするだけで、人物の性格や様子が想像されますね。
おっしゃるように女性の語尾にも「わ」「の」の使用の仕方を考えたりします。「~よね」に「だ」がひとつ入って「~だよね」になると雰囲気が変わるので、そんなところにも注意したりで、そこが書いていてとても面白いなぁと思えます。
作者からの返信
こんばんは!
そう、わたしも昨今の言葉遣いは気になるところが多々あります。男女差がなくなってきているのはいいことかもしれませんが、乱暴な言葉遣いだけが女性に広がっている気がして(笑)
そういう意味では芸能人なんかもそうですが、呼び捨てにしたり、丁寧語が使えなかったり、みたいなものはホントこれでいいのかな、と思います。
創作の中でのセリフの語尾に関しては、やっぱりわかりやすいのがいいな、と個人的には思います。男女がしゃべっていて、どちらも同じような話し方だと、やっぱり分からなくなるんですよね……