椿

冬に生まれた私を椿だと

形容したのは

貴方でしょ?

本当は聞こえていたのよ。

私の棺に椿を入れてくれるかしら。

私の墓に椿を添えてくれるかしら。

その時まで私のそばにいてくれるかしら。

その時まで貴方の横で咲いていてもいいかしら。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

つばき 青葉芳 @aobys97

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る