「Stellarium Starlight Sages」 うつぼサラダ 様 (辛口)
七作目は、うつぼサラダ様 の「Stellarium Starlight Sages」 です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885336375
辛口ご希望になります。
タイトルに(辛口)と入れたら、何かメニューみたいになってしまい、すみません。
さて百合ものは読んだことがあるのですが(今回甘党様もそうでしたね)、魔法少女ものは初めて。
ドキドキしながら、読み始めました。
次々と出てくる個性的な魔法少女、そしてアクの強い相棒たち――杖、聖霊ですね!
主人公の幸奈は物語の中で一番普通の性格なのですが、埋もれず輝いてましたね。
登場人物のやり取りがテンポよく、うつぼサラダ様が楽しんで書かれているのが伝わってきました。
キャラ愛も!
「願い」をかなえるために戦いを続け、傷つけあう少女たち。残酷な描写も結構ありました。そんな中、まさに百合、魔法少女達の恋愛事情もあり、物語はどんどん展開していく。
シリアスとコメディが混ざり合い、退屈せずに最後まで読むことができました。
仲間を思う台詞。王道展開と思いつつ、 コメディ要素でクスッと笑わせてくれたり。
一話ごとにも恐らく構成が考えられていて、全話ではないのですが、最後にオチがあったりどんでん返しが待っている話もありましたね。うまく作られていると思いました。
さて、辛口ということなので気になった点を。
あくまでも、私が気になったことであって、一般的ではないかもしれません。
まずは登場人物の名前。
個性を出すためでしょうか?
凝った漢字や組み合わせで名前を作っていて、ルビがなくなったら読めません。なので、前のページを読み返して、ああ、こういう読み方だったなと確認したりしました。(え?あんたの頭が悪いから?そうかもしれません。覚えが悪いんですよねぇ。昔から)
文章。
意味が一瞬わからなかったりして読み返すことがありました。また一文が長い箇所がいくつかあり、読みづらい。テンポも悪くなり、読むスピードも落ちました。
話の流れ。
狙いもあったかもしれませんが、説明不足な部分があり、疑問を抱えたまま進行。伏線といえば伏線なのですが、流れが悪い場所がありました。(26話から29話)
人称。
ずっと幸奈の一人称だったのが、滴琥視点、綴視点に切り替わります。
滴琥視点は二回。一話ずつ。
滴琥の二度目の視点変えは、最初幸奈だと思いました。
タイトルに(○○視点)と入れていただけたらなあと思いましたが、これは好みですよね。
人気作や書籍でも一人称で、視点をコロコロ変えるものがあるので、恐らく私が古い人間だから戸惑うだけかもしれません。
以上、自分のことを棚にあげて、語ってしまいました。
えっと、本当、自分の作品を見直せとお叱りものの指摘ばかりになってしまいました。
指摘をしていますが、気になっただけであって、それがこだわりであればそのままで突っ走ってもいいと思います。
底辺物書きの私に言われてもですが……。
こんな私の企画にご参加いただきありがとうございます。
さーて八作目は、みりあむ 様の「千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について」 です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884599545
三十万文字近くの大作なので、週末をかけて読むと思いますー。
さーて、今から読んでみよう!
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