ひょんなことからタイムスリップしてしまった主人公が、新撰組にお世話になって彼らと深く関わっていくお話。
よくあるギャグ系のお話かと思いきや、ギャグも挟みながら、哀愁、恋慕、絆など、さまざまな人間関係が描かれていてとても秀逸した作品です。ストーリー構成も申し分なく、伏線回収など「あっ!」と驚かされるような物語でとても面白いです。
そして沖田総司に密かに恋慕を抱く主人公の、一途な恋心がとても胸に刺さりました。そして、史実では沖田は労咳で死んでしまうという話と相まって、少し切なさを感じさせる恋でもあります。
作者の初音様が描く、哀愁漂うタイムスリップストーリーをお楽しみください。