何より読みやすい

こんにちは、サイドです。
一章の終わりまで読みましたので、感想を書かせていただきたいと思います。

ひとこと紹介に書かせていただいた通り、何よりの良いところは読みやすい点にあると思います。
ジェシーの一人称の書き方については、色々考え方があるとは思いますが、個人的には好きな表現方法だと感じました。

彼女自身の性格や考え方が伝わってきますし、何より、物事に対しての柔らかな感性を感じられました。
この書き方が苦手という方もいらっしゃるかとも思います。
そこは一長一短ですね。
ただ、そこが作者様の個性だと思うので、どんどん伸ばして行って欲しいと思います。

やっぱり本といえばわかりやすさや伝えやすさが一番大事、との言葉がありましたが、本当にその通りだと思いますし、作者様の創作に対する姿勢がよく感じられました。

一つの情報を十にも百にも受け取られる様にする書き方もあるかと思いますが、それはそれで難しいですよね。(笑

日記帳に関しては登場が早くて、興味を引かれました。
とんでもなく凶悪なアイテムではないかと思いますが、ここが冒険の始まりとなりそうですね。

トラップや細かな情景描写も丁寧にされていて、その光景をしっかりと想像する事も出来ました。
リアリティを感じさせる点においても、この書き方はとてもいいと思います。

ちょっと気になった点といえば、ジェシーとロランの詳しい容姿の描写がなかった所でしょうか。
意図的にあまり書かなかったんだろうなあ、と思いますが、あっても良かったかも、と。
いえ、ただ単に好みの話なのであまり気になさらずです。

この先についても、ゆっくりになるかとは思いますが、読ませていただきますので、宜しくお願い致します。

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