第12話
手術は成功した。とはいっても手足が
ベッドの上に転がったカーディルの、
カーディルはただ一本残った左腕に
やがて、ディアスは腰を浮かせていった。
「それじゃあ、俺は帰るから」
「え?どこへ行くのよ!?」
カーディルは
「いや、自分の家に帰るんだが……」
「あ、そう、そうよね……」
ディアスは右手を差し出し、
「また
その先はどうなる、考える余裕はなかった。
「手術代とか、どうしたの?」
「俺は
手術代に
また二人の間に
再度振り返ると、カーディルが少し照れたような顔をして、唇に指先をあてていた。
「こういうときの、
男に
これが数日前の
共に死線を越えたことでそれなりに評価を得ることができたという
それらを理解しながら、ディアスは
ここで彼女の
ベッドに寝転がるカーディルに
恋に恋するお
顔を
同じ不安、同じ悩みを
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