少なくとも45話まで読んで読みにくいとは思わなかったが、ただただ薄味すぎて霞を食べている感じがする。
今日はお昼ごはんに〇〇を食べて美味しかったです、だけしか書いていない夏休みの日記を読んでいる感じ。
良いところを挙げるならばチュートリアル妖精と別れたくないから11連を無視する、というのはとてもよくきゅんとした。
ただそこにたどり着くまでの描写が薄いし、戦闘はほぼオート戦闘だし、仲間は妙に好感度高いが個別イベントは起こらないので掘り下げが全くないし、たんたんとクエストをこなしていくだけでやりたいことが見えてこない主人公だしで描写の薄さが目立つ。
☆3しか出ない、という設定も結局高ランク相当の能力になっているので存在価値がなく、ただスペックでごり押ししていくだけのオート戦闘で活かせてない。
総評としては「描写設定の薄さがすべてを台無しにしている」です。
――ある日、いきなり『これはリアルの延長です』と宣言され、
理不尽にも ”召喚者” として『ゲーム』の中です!
チュートリアル・フェアリーに導かれるままスライムとかをたおし、
最初の関門を越えるべき時、☆5も☆6もある世界で手に入れた
『☆3が必ず引ける』 “ほぼハズレ” スキルに戸惑いながらも、
さて、待望の “初回のみ・「11連ガチャ」” に挑まんとすれば……
それはチュートリアル・フェアリーさんの ”存在” と引き換え特典」だったのです!!
“ゲーム” では当たり前かも知れないその段取りに、
主人公は戸惑い、なんと言いますか、つい抵抗してしまうのでした(*´∀`*)。
「11連ガチャ」よりも、ツンツンする可愛いフェアリーさんを選んでしまったうえ、
さらに “名前” まで与えてしまったことで、
どうやら主人公の運命が、大きくガラリと変わってしまうことになります……!
『なんてことしてくれやがったですかっ!!』と怒るフェアリーさんですが、
実はまんざらでもない様子で、甲斐甲斐しく主人公の面倒を見てくれるのでした。
主人公とフェアリーさん、より☆の大きな敵やモンスターに怯えつつ
こそこそレベル上げをしながら、こそこそ☆3の仲間たちを増やし、
なんとかよくわからないこの世界で頑張っていこうとするのですが……
――どうぞ続きは、お話を追いかけることで、
この “巻き込まれたはずなのに、一番楽しんでるよ!” という
理不尽で愉快なおとぎ話のような物語を、
ご自身で楽しんでいただきたいと願います!