第11章、原作『驚愕』から9年半ぶり⁉ ハルヒ、復活!

第58話、【緊急座談会】私たちはむしろ、『学○を出よう!』派ですの⁉

八丈島ン少年「──はい、と言うことで、かれこれおよそ2年ぶりですか? 本当に久方振りの、『うちの病室にはハルヒがいっぱい♡』でございます!」




妹の親友(意味深)「今回は【特別座談会】として、HNハンドルネーム『八丈島ン少年』ことキョンさんと、HNハンドルネーム『妹の親友(意味深)』こと吉村美代子の私との二人で、進行していきたいと思います!」




八丈島ン少年「……いや、ミヨキチ、いきなり本名を出したんじゃ、HNハンドルネームの意味が無いじゃないか?」


妹の親友(意味深)「とはいえ、このHNハンドルネームでは、キョンさんはともかくとして、私のほうの『妹の親友(意味深)』なんて、一体誰かわかりませんしね」


八丈島ン少年「俺の『八丈島ン少年』だって、わかりづらいだろうが⁉」


妹の親友(意味深)「キョンさんの『八丈島ン少年』は、かの名作映画の原作となった某芥川賞作品の英語訳の、『オキナ○ン・ボーイ』と、あの歴史的超傑作漫画『がき○カ』において有名なフレーズの、『八○島のきょん!』から来ております♡」


八丈島ン少年「──わかりにくいよ⁉ それに、なぜその二つを、あえて掛け合わせた⁉」


妹の親友(意味深)「ああ、この二次創作の作者の別作品で、沖縄の少年が、軍艦擬人化少女の『ヤマト』の助けを借りて、異世界『中つ国』から転生してきたオークの侵略軍と戦うといった、ハートフル『なろう系』転生ファンタジー作品を、某所で連載中ですので、きっとその影響ですよ」


八丈島ン少年「何その、いかにもアブナイ内容は? この作者の2年間に、一体何があったんだ⁉」


妹の親友(意味深)「そんなことは、どうでもいいのです! 何せ今回の【座談会】の本題のほうは、優に『9年半ぶり』ですからね!」


八丈島ン少年「……うん、まあ、そうだな」




妹の親友(意味深)「何と、信じられないようなビッグニュースが舞い込んで来ました! この二次創作の原典である、『涼宮ハルヒ』シリーズの最新刊が、本年11月に発売決定とのことです!」




八丈島ン少年「いやあ、ほんと、びっくりしたな。まさかこのタイミングで、新作発表とは……」


妹の親友(意味深)「でも、まさにこの二次創作でも丁度2年前に告知していたように、『ザスニ』の復活版の『レジェンド』に、結構枚数のある新作中編が発表されていたので、文庫新刊発表も近いのではないかという、意見も多かったですしね」


八丈島ン少年「──ていうか、『レジェンド』から、もう2年もたつのかよ⁉」


妹の親友(意味深)「9年半に比べれば、大したことは無いですけどねw」


八丈島ン少年「大したことあるよ! おまえ、わざと回りくどい言い方をして、『原典』の原作者様をディスるなよ⁉」


妹の親友(意味深)「9年半ぶりに『短編集』だか『番外編』でお茶を濁して、また次は何年インターバルを空けることやら……」


八丈島ン少年「だから、やめろって言っているだろうが、この毒舌JS女子小学生! もしかしたら一部で噂になっているように、これも『メディアミックス』の一環かも知れないだろうが⁉」


妹の親友(意味深)「ああ、『KAD○KAWA』お得意のねw」


八丈島ン少年「……うん、間違っちゃいないけど、何でいちいちおまえの台詞には、妙に棘があるんだ?」


妹の親友(意味深)「この季節柄、また同じエピソードを、8週間も連続して見せられなければ、いいんですけどね〜」


八丈島ン少年「──それは、禁句中の禁句、だろおおおおおおお!!!」


妹の親友(意味深)「どうせ『レジェンド』から復活するんだったら、『円○少女』のほうが、良かったのにね♫」


八丈島ン少年「ああ、あの『番外編』は、確かに超傑作だったな」


妹の親友(意味深)「それにタイトルの『円環』なんて、現在こっちの作者がどハマりしている、『ま○マギ』や『マギ○コ』を彷彿とさせますしね☆」


八丈島ン少年「それに何よりも、一度は『ロ○コン』を封印したはずなのに、やっぱ長○敏司先生は、ガチだよなあ〜(風評被害)」


妹の親友(意味深)「あと、『ミス○ルカ』の後日談も、長年のファンにとっては、この上ないプレゼントだったしね♡」




八丈島ン少年「──待て待て待て待て待て! さっきから聞いていたら、他の作品ばかり褒めてて、まるで『レジェンド』の『ハルヒ』が、駄目だったみたいじゃないか⁉」




妹の親友(意味深)「……え? 最初から、『そのつもり』、ですけど?」




八丈島ン少年「はあああああああああああああ⁉ おまえ、ふざけるなよ⁉」




妹の親友(意味深)「……ふざけているのは、どっちだよ?」




八丈島ン少年「ひっ⁉」




妹の親友(意味深)「こちとら、『ハルヒ』なんて、どうでもいいんだよ? それよりも、『学校を出よう!』の続きは、一体どうなっているんだ? てっきり小説を書くのをやめたかと思って、すっかりあきらめていたし、『レジェンド』でちょっと番外編を載せるくらいだったら、元売れっ子作家様の『手慰み』程度と大目に見てやったけどな? ……内容のほうも、ガタガタだったし、『ああ、これじゃ、谷川先生に期待しても、むしろご迷惑だよなあ』と、自分に無理やり言い聞かせていたところに、今更よりによって、『ハルヒ』の新作だと? だったら『学校を出よう!』の新作を書けよ⁉」




八丈島ン少年「お願い、ミヨキチ、落ち着いて! おまえはここ最近の猛暑のために、我を失っているだけだから!」




妹の親友(意味深)「……まったくですよ、ただでさえ暑さで朦朧としていて、国のトップがこの国難の真っ最中に突然辞職してしまうと言う、大ショックの連続だというのに、今更『ハルヒの復活です!』とか言われて、『……おまえ、ふざけるなよ?』以外の感想が、果たしてあり得ますかねえ?」


八丈島ン少年「うん、確かにものすごく、タイミングが悪かったと思う。でもそれは、『ハルヒ』のせいでも、谷川先生のせいでもないし、もしも『例の事件』に絡めてのメディアミックスの計画があるとしたら、『KAD○KAWA』にも悪気があるわけじゃないだろうが⁉」


妹の親友(意味深)「……それに関して、もしも『予想通り』なら、採算等を度外視して、『善意』で行っているということは、わかりますけどね」


八丈島ン少年「そうそう、そうだよ! だったら個人的な感情なんか後回しにして、ここは素直に『ハルヒの復活』を歓迎して、今後実際に『メディアミックス』展開があったとしたら、全力で応援しようぜ!」


妹の親友(意味深)「……そう、ですね。もしそれが本当なら、『彼ら彼女ら』にとって、最高の『供養』ですものね」


八丈島ン少年「そのために、谷川先生や、スニーカー文庫編集部や、『KAD○KAWA』グループが、総力を挙げて準備してきたのなら、こうして二次創作を創らせていただいている身としても、微力ながらも協力していくべきだろう?」


妹の親友(意味深)「まあ、こっちの作者のことだから、何だかんだブツクサ不平を言いつつも、新刊を買うのは間違いないでしょうしね」


八丈島ン少年「──結局、買うのかよ⁉」


妹の親友(意味深)「え? あの国民的超人気ラノベである、『涼宮ハルヒ』の9年半ぶりの新刊なんですよ? 買うに決まっているではありませんか?」


八丈島ン少年「こ、こいつ、どこまで性根がねじ曲がっていやがるんだ⁉」


妹の親友(意味深)「あら、いいんですかあ? 『原典』の登場キャラである私をディスると言うことは、『涼宮ハルヒ』シリーズをディスるも当然なんですよお?」


八丈島ン少年「……おまえ、『原典』のミヨキチとは、全然違うだろうが⁉」




妹の親友(意味深)「え? 『原典』の私も、『本性』はこんなものですよ? いやだ、もしかしてJS女子小学生に、何か幻想でもいだいていました?」




八丈島ン少年「──ほんとに、やめてくれよ⁉ おまえのそのいかにも何気ない戯れ言に、心から傷ついてしまいかねない、シャイなおじさん連中もいるんだから!」




妹の親友(意味深)「あはははは、男の人って結局のところ、私たち女よりも、変なところでナイーブですよね」




八丈島ン少年「おまえたちのほうが、図太すぎるんだよ⁉」




妹の親友(意味深)「──とまあ、図太いと言えば『ハルヒ』先輩、しぶといと言えば『原典』シリーズ(両方共誉め言葉)、と言うことで、オチがつきましたので、9年半も待ちわびたファンの方も、そうで無い方も、11月の最新刊については、是非ともご購読のこと、よろしくお願いいたしますわ♡」




八丈島ン少年「……こ、この野郎、最後の最後でわざとらしい『ダイマ』をぶちかまして、本編中の数々の『暴言』を、無かったことにしようとしてやがる⁉」

















妹の親友(意味深)「──いや、ほら、この二次創作自体、丸々2年ぶりじゃないですか? そのブランクのせいで完全になまってしまった『キャラ感覚』を取り戻そうと、ちょっといつもよりピーキーにやってみただけですってば☆」




八丈島ン少年「……その全然言い訳になっていない言い訳が、熱烈なる『ハルヒファン』の皆様に、通用したらいいけどな?」

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