てっぺん

伊藤勇

第1話

ソイツは中1の時とある街の総番を目指すべく喧嘩ばかりの毎日を送っていた。この話は少しさかのぼるが小学校6年から始まった話。身体は小さいが、 向こう意気だけは誰より強く、 各クラスの喧嘩の強い奴に端から喧嘩を売ってあっという間にその小学校の番になり次々に他所の小学校の奴と毎日喧嘩…だがソイツ(勇)は身体が小さく相手は大きな奴ばかりで、いつもぼこぼこにされるのは勇。でも勇の馬鹿な処は負けてることに気づかない処…負けてはいないけどぼこぼこにされ被害はつねに勇で殴り過ぎた相手が勇の腫れあがった顔にビビって戦意喪失して負けを認めるのです(笑)まず勇は意地と根性だけは、凄くて街の てっぺん になるべく日々喧嘩に明け暮れていた。

そのまま中学生になり表番となり次々と他中と喧嘩を始めたところあっという間に、その市内の半分の15校を締めなんたって勇は締めに行くのにサラシ巻いて短刀をドカンのハイウエストにちらつかせてるから喧嘩をする前から相手がびびって喧嘩にならなかった 頭はパンチだしまずは中学生には見えない そしてやはり市内の半数を締めてる学校と総番を決める喧嘩となり、 此方の人数は漸く四人相手方約20人川原で待ち合わせ 表番である勇が一番先頭をきって肩で風きりながら相手の表番とタイマン張るつもりで行ったらいきなり鉄パイプでボコボコにされその場で倒れてしまいすぐに立ち上がり 袋にあい倒れまた立ち上がりこの野郎~と威勢よく相手に向かった時は裏番が相手とヤッテ決めてたそして勇はヤられはしたけど表番だったので無事とある街の総番となり 何だかな~という結果の幕 何だかな~

てっぺん それが勇の目指したものであり然し其が勇ーの不良道の幕開け 勇の馬鹿が此れからスタートする極道渡世の序章 サテサテ勇はどんなヤクザに成長するのか そして時は経ち誰もが勇は中学を卒業したらスカートされてた地元組織に入ると思われていたが馬鹿は馬鹿なりに考えたみたいで職人の道に進んでしまった堅気ではこの話は続かない…でも其が返って良い結果となり 力仕事で体力と力がつき然し馬鹿は所詮馬鹿 今度は酒を呑む度地元の大学のスポーツ部と喧嘩ばかりスポーツ部は流石に強く勇の喧嘩の腕はますます上がったそうこうしている間にお定まりのコースができ二十歳極道渡世にしてはちょっと遅いが  とある組織の会長の元へ

そりゃ喧嘩ばかりしていれば逮捕もされれば 相手に怪我もさせてしまう その時の罰金と示談をしてくれたのが留置場で一緒になった某組織3次団体会長だがそれが縁で行儀作法をしっかりしたい と そのまま部屋住みに入り他の部屋住みの先輩たちは勇の顔を知っていたゴロマキ勇の名前も知っていて其処でシノギを覚えたのだが殆どが薬(覚せい剤)である薬はポンポン売れに売れて金なし勇からそうこうしている間に勇の付き合いも広まり家に帰らない日が続き みえはる君へと変わり始めた(笑) その時一緒に暮らしてた女との別れその女はすっ堅気の看護婦だった随分前から勇は別れを考えていたみたいだが

いざ別れを切り出した勇どんなに強がっても荒れに荒れ 事務所当番に行っても使い物にならなかったくらいだ…勇は淋しさをまぎらわすためひたすら呑んでまた喧嘩ばかり始めた…其処で馬鹿勇は考えて 呑んで忘れられないならシャブでも打っちゃえとやり始めたシャブ  シャブだけは売るほど 持っていた勇である(笑)売人なんだから

薬に嵌まるのもはやかった だがその組織に抗争(ドンパチ)(間違い)が起きて勇は会長からヒットマンの指名をうけて対立組織のシマウチ(縄張り)に入るべく地下に潜り組織以外誰とも繋ぎ(連絡)を取れなくしてヒットすべく日をただ待ち その間に薬を抜いたそしてある日 組が用意した車で抗争相手の事務所に向かい ピンポーン と呼鈴を押し中に居る組員が魚眼レンズから覗くのを待ちパンパンと2発続けて撃ち込んだ勇は急ぎ車に戻り鉄砲玉の仕事を無事に終えて

後から解った話では 相手の眼に当たり相手は失明当たったのは一発で命は助かったそして間もなくして抗争も終結し勇は忙がしい毎日を送り始めた役職も会長付から若頭補佐へと上がり勇はその時断りはしたが結局はならざらずをえず(派閥の関係上) 役職が上がったそのぶん毎月の義理も上がり(上納金)金に忙がしい毎日が始まり舎弟も出来尚更格好つけなければならず 一度ついた みえはる君癖は馬鹿だから変えることは出来ず でも勇なりに シノギ に頑張り 毎日真面目にヤクザに精進していた結局 鉄砲玉と役を上げてもらったのが勇には 良い方向になったのだ そうこうしているうちにまた某大組織との間違いそれは勇の所属している上部団体で起きた事だが勇は其を聞いて勇の所属する本部にすぐに行き本部では 当番者達に 御苦労様ですの 挨拶の嵐の出迎えを受け おぅご苦労さんと返礼し もういっぱしの気分の馬鹿勇其処が勇の馬鹿な処 けど勇は下の者に慕われてもいた勇はたまに会長に断り部屋住みの者を呑ませたりしていたからだ だから赤提灯で若い者達にたらふく食べせてそのあと みえはる君だからクラブに連れていったりしてた 勇も部屋住みを約一年していたので部屋住みの大変さや金の無いのは十分過ぎるほど知っている本部に入り会長に両手を付き挨拶をし御苦労様です と  間違いの趣旨は 若頭から聞いて知ってい勇は会長に  自分がいきます目で訴え と その頃には薬以外のシノギも 少しずつ覚え始めた勇である 勿論薬のシノギも続けてはいたが舎弟に任せてもいたし安心でもあった また勇は地下に潜り千葉県の武闘派組織の縄張りシマウチに入り対立組織の者をヒットすべき連絡待ちの待機をしていた この間違いは上の話し合いで手打ちとなり勇は身体を卦ずにすみ だが 勇は長い懲役を覚悟していたので大分 不良らしくなり始めていた

のだが

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てっぺん 伊藤勇 @Kathunori

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